中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。
2019年04月24日
2019年12月期第1四半期連結決算
- 第1四半期業績として、売上・利益とも過去最高
- 新製品の貢献と国内外における主力品の好調により、売上収益1,543億円(+4.7%)
- 増収と製商品原価率の改善に伴い、Core営業利益は二桁増の479億円(+11.9%)
中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:小坂 達朗)は、本日2019年12月期第1四半期連結決算を発表いたしました。
2019年12月期第1四半期の業績は、血友病A治療薬ヘムライブラ®、がん免疫チェックポイント阻害剤テセントリク®をはじめとする新製品や国内外における主力品の好調により、売上、収益ともに過去最高でした。前年同期に長期収載品譲渡に伴う一時的な収入を計上したことに伴いロイヤルティ等収入及びその他の営業収入が大きく減少したものの、新製品の貢献、輸出の好調等による製商品売上高の二桁増により、売上収益としては5%弱増加しました。また、自社品の拡大を背景とする製品別売上構成比の変化により製商品原価率が改善したことを主因とし、営業利益は二桁の増加となりました。
(億円) | 2019年 第1四半期 | 2018年 第1四半期 | 前年同期比 |
---|---|---|---|
連結損益(Core実績) | |||
売上収益 | 1,543 | 1,474 | +4.7% |
製商品売上高 | 1,377 | 1,247 | +10.4% |
ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入 | 166 | 227 | △26.9% |
営業利益 | 479 | 428 | +11.9% |
四半期利益 | 363 | 312 | +16.3% |
連結損益(IFRS実績) | |||
売上収益 | 1,543 | 1,474 | +4.7% |
営業利益 | 461 | 384 | +20.1% |
四半期利益 | 350 | 282 | +24.1% |
[売上収益]
- 国内製商品売上高は、自社創製の血友病A治療薬ヘムライブラ、がん免疫チェックポイント阻害剤テセントリクをはじめとする新製品群および骨・関節領域を中心とする主力品の好調が、昨年の薬価改定影響や一部の製品における後発品影響を上回り、全体で993億円(+6.9%)に増加しました。
- がん領域:昨年の薬価改定影響のほか、後発品影響によりリツキサン®の売上が大きく減少したものの、新製品テセントリクおよびガザイバ®の貢献に加え、パージェタ®およびアレセンサ®の好調により、増収でした。
- 骨・関節領域:関節リウマチ治療薬アクテムラ®、骨粗鬆症治療剤エディロール®を中心とする主力品の好調により、二桁の増収となりました。
- 腎領域:腎性貧血治療薬ミルセラ®、二次性副甲状腺機能亢進症治療剤オキサロール®がいずれも前年並みに留まり、全体としても横ばいでした。
- その他領域:昨年の長期収載品譲渡の影響を受けたものの、新製品の血友病A治療薬ヘムライブラが順調に市場浸透したことにより、増収でした。
- 海外製商品売上高は、アレセンサ、アクテムラのロシュ向け輸出の増加により、384億円(+20.4%)に増加しました。
- ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入は、ヘムライブラに関するロイヤルティ及びプロフィットシェア収入が増加したものの、前年同期に長期収載品の譲渡に伴う一時的な収入を計上したことによるその他の営業収入の減少により、全体として166億円(△26.9%)に減少しました。
(億円) | 2019年 第1四半期 | 2018年 第1四半期 | 前年同期比 |
---|---|---|---|
製商品売上高 | 1,377 | 1,247 | +10.4% |
国内 | 993 | 929 | +6.9% |
がん領域 | 520 | 486 | +7.0% |
骨・関節領域 | 242 | 216 | +12.0% |
腎領域 | 79 | 80 | △1.3% |
その他領域 | 152 | 146 | +4.1% |
海外 | 384 | 319 | +20.4% |
[Core営業利益]
- ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入が大きく減少したものの、製商品売上高の増加および製品別売上構成比の変化による製商品原価率の改善により、Core売上総利益は906億円(+8.0%)に増加しました。
- Core売上総利益の増加に対し、Core経費(427億円、+3.9%)の増加は一桁台前半にとどまりました。この結果、Core営業収益は479億円(+11.9%)となりました。
Core実績について
当社はIFRS移行を機に2013年よりCore実績を開示しております。Core実績とはIFRS実績に当社が非経常事項と捉える事項の調整を行ったものであり、ロシュが開示するCore実績の概念とも整合しております。当社ではCore実績を、社内の業績管理、社内外への経常的な収益性の推移の説明、並びに株主還元をはじめとする成果配分を行う際の指標として使用しております。
上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。
以上
本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部
- 報道関係者の皆様
- メディアリレーションズグループ
- Tel:03-3273-0881
- mailto: pr@chugai-pharm.co.jp
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