2018年04月11日

訴訟における請求の放棄について

上場会社名 中外製薬株式会社
コード番号 4519(東証 第一部)
本社所在地 東京都中央区日本橋室町2‐1‐1
代表者 代表取締役社長 小坂 達朗
問い合せ先 責任者役職名 広報IR部長
氏名 内田 誠彦
電話番号 03(3273)0881

当社は、日本化薬株式会社(以下、日本化薬)を被告として提起していた訴訟について、請求を放棄することといたしましたのでお知らせいたします。

当社は、ロシュ・グループのジェネンテック社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ビル・アンダーソン)が保有する抗HER2ヒト化モノクローナル抗体「ハーセプチン®注射用60、同150」(以下、ハーセプチン®注射用)の乳癌治療に関する用途特許の侵害を理由として、同製品のバイオ後続品の製造販売承認申請者である日本化薬に対し、2017年8月17日付で東京地方裁判所にバイオ後続品の製造販売等の差し止めを求める訴訟を提起しておりました。

当社は、2018年3月23日に効能・効果を「HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌」として被告開発品の製造販売承認がなされたことを確認した結果、上記訴訟における当初目的が達せられたと判断し、4月10日に請求放棄の手続を執りました。

ハーセプチン®注射用は、ジェネンテック社が創製した抗HER2ヒト化モノクローナル抗体「トラスツズマブ(遺伝子組換え)」を有効成分とする抗悪性腫瘍剤で、国内ではHER2過剰発現が確認された乳癌、HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌に効能・効果が認められています。

当社は、今後も他社の権利を尊重しつつ事業を進めてまいりますが、革新的な医薬品の提供を目指す当社にとって、研究開発の成果である製品や技術を保護する知的財産権は重要な資産であり、これを侵害する行為に対しては、法的措置を含め厳正に対処する所存であります。

なお、本件が当社業績に及ぼす影響はございません。

上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。

以上

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