2017年09月08日
ハーセプチン®注射用に関する特許権侵害訴訟の提起
および仮処分命令の申立てについて
上場会社名 | 中外製薬株式会社 | |
コード番号 | 4519(東証 第一部) | |
本社所在地 | 東京都中央区日本橋室町2‐1‐1 | |
代表者 | 代表取締役会長 | 永山 治 |
問い合せ先 | 責任者役職名 | 広報IR部長 |
氏名 | 内田 誠彦 | |
電話番号 | 03(3273)0881 |
当社は、抗HER2ヒト化モノクローナル抗体「ハーセプチン®注射用60」および「ハーセプチン®注射用150」(以下、ハーセプチン®注射用)について、同製品のバイオ後続品の製造販売承認申請者である日本化薬株式会社に対し、ロシュ・グループのジェネンテック社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ビル・アンダーソン)が保有する用途特許の侵害を理由として、8月17日付で東京地方裁判所にバイオ後続品の製造販売等の差し止めを求める訴訟を提起し、併せて仮処分命令の申立てを行いましたのでお知らせいたします。
なお、本特許権はジェネンテック社が保有しており、当社は本特許権の専用実施権者です。また、本件訴訟において当社およびジェネンテック社は共同原告です。
ハーセプチン®注射用は、ジェネンテック社が創製した抗HER2ヒト化モノクローナル抗体「トラスツズマブ(遺伝子組換え)」を有効成分とする抗悪性腫瘍剤で、国内ではHER2過剰発現が確認された乳癌、HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌に効能・効果が認められています。
革新的な医薬品の提供を目指す当社にとって、研究開発の成果である製品や技術を保護する知的財産権は重要な資産であり、これを侵害する行為に対しては、当社は、法的措置を含め厳正に対処してまいります。
なお、現時点で本件が当社業績に及ぼす影響はございません。
以上