中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。
2026年09月18日
- 医薬品
- 研究開発
FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル、ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌に対するロルラチニブのコンパニオン診断として承認を取得
中外製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:奥田 修)は、遺伝子変異解析プログラム「FoundationOne®CDx がんゲノムプロファイル」について、ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:五十嵐 啓朗)が国内において製造販売承認を取得している第3世代ALK阻害剤「ローブレナ®錠25mg、同100mg」(一般名:ロルラチニブ)のALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌に対するコンパニオン診断として、2026年9月10日に厚生労働省より承認を取得しましたのでお知らせいたします。
今回の承認で、FoundationOne CDx がんゲノムプロファイルによりALK融合遺伝子を検出することで、ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌に対するロルラチニブの適応判定の補助として利用が可能になります。
FoundationOne CDx がんゲノムプロファイルは、コンパニオン診断機能を継続的に拡充してきており、一度のがん遺伝子パネル検査で、複数の医薬品に関する適応判定の補助を行うことが可能です。今回の承認により、ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌に対するコンパニオン診断がさらに拡充され、患者さんの治療機会の拡大に一層貢献することが期待されます。
オンコロジー領域のリーディング企業である中外製薬は、包括的ゲノムプロファイリングの普及を通じ、がん領域におけるより高度な個別化医療を実現し、患者さんに貢献できるよう引き続き取り組んでまいります。
電子化された添付文書情報 下線・太字部分が追加されました。
使用目的又は効果
- 本品は、固形がん患者を対象とした腫瘍組織の包括的なゲノムプロファイルを取得する。
- 本品は、下表の医薬品の適応判定の補助を目的として、対応する遺伝子変異等を検出する。
| 遺伝子変異等 | がん種 | 関連する医薬品 |
|---|---|---|
| 活性型EGFR遺伝子変異 | 非小細胞肺癌 | アファチニブマレイン酸塩、エルロチニブ塩酸塩、ゲフィチニブ、オシメルチニブメシル酸塩 |
| EGFRエクソン20 T790M変異 | オシメルチニブメシル酸塩 | |
| ALK融合遺伝子 | アレクチニブ塩酸塩、クリゾチニブ、セリチニブ、ブリグチニブ、ロルラチニブ | |
| ROS1融合遺伝子 | エヌトレクチニブ | |
| MET遺伝子エクソン14スキッピング変異 | カプマチニブ塩酸塩水和物 | |
| BRAF V600E及びV600K変異 | 悪性黒色腫 | ダブラフェニブメシル酸塩、トラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物、ベムラフェニブ、エンコラフェニブ、ビニメチニブ |
| BRAF V600変異及びBRAF融合遺伝子 | 神経膠腫 | トボラフェニブ |
| ERBB2コピー数異常 (HER2遺伝子増幅陽性) |
乳癌 | トラスツズマブ(遺伝子組換え) |
| AKT1遺伝子変異 | カピバセルチブ | |
| PIK3CA遺伝子変異 | ||
| PTEN遺伝子変異 | ||
| KRAS/NRAS野生型 | 結腸・直腸癌 | セツキシマブ(遺伝子組換え)、パニツムマブ(遺伝子組換え) |
| 高頻度マイクロサテライト不安定性 | ニボルマブ(遺伝子組換え) | |
| 高頻度マイクロサテライト不安定性 | 固形癌 | ペムブロリズマブ(遺伝子組換え) |
| 腫瘍遺伝子変異量高スコア | ペムブロリズマブ(遺伝子組換え) | |
| NTRK1/2/3融合遺伝子 | エヌトレクチニブ、ラロトレクチニブ硫酸塩、レポトレクチニブ | |
| RET融合遺伝子 | セルペルカチニブ | |
| ALK融合遺伝子 | アレクチニブ塩酸塩 | |
| BRCA1/2遺伝子変異 | 卵巣癌 | オラパリブ |
| BRCA1/2遺伝子変異 | 前立腺癌 | オラパリブ |
| FGFR2融合遺伝子 | 胆道癌 | ペミガチニブ |
FoundationOne CDx がんゲノムプロファイルについて
FoundationOne CDx がんゲノムプロファイルは、米国のファウンデーション・メディシン社により開発された、次世代シークエンサーを用いた包括的ながん関連遺伝子解析システムです。患者さんの固形がん組織から得られたDNAを用いて、324の遺伝子における塩基置換、挿入/欠失、コピー数異常および再編成などの変異等の検出および解析、ならびにバイオマーカーとして、マイクロサテライト不安定性(Microsatellite Instability: MSI)の判定や腫瘍の遺伝子変異量(Tumor Mutational Burden: TMB)の算出を行います。また、国内既承認の複数の分子標的薬のコンパニオン診断として、適応判定の補助に用いることが可能です。
上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。
以上
本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部
- 報道関係者の皆様
- メディアリレーションズグループ
- Tel:03-3273-0881
- mailto: pr@chugai-pharm.co.jp
- 投資家の皆様
- インベスターリレーションズグループ
- Tel:03-3273-0554
- mailto: ir@chugai-pharm.co.jp