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2026年01月29日

  • 経営・財務

2025年12月期連結決算および2026年12月期見通し

  • 2025年度Core売上収益12,579億円(前年同期比+7.5%)、Core営業利益6,232億円(同+12.1%)、Core当期利益4,510億円(同+13.6%)といずれも過去最高の決算。Core営業利益率は49.5%と高い収益性を示す
  • 研究開発活動は、自社創製品のNXT007が重要なマイルストンであるPoCを確認、オルホルグリプロンは良好な第III相臨床試験の結果を受けて導出先のイーライリリー社が肥満症を対象に米国食品医薬品局に承認申請するなど開発早期・後期とも順調に進展
  • 2026年度業績見通しはCore売上収益13,450億円(前年同期比6.9%)、Core営業利益6,700億円(同7.5%)と過去最高を見込む

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:奥田 修)は、本日、202512月期連結決算および202612月期見通しを発表しました

<2025年12月Core業績概要
 202512月期の売上収益は12,579億円(前年同期比+873億円、+7.5%)となりました。

 売上収益のうち、国内製商品売上高は4,724億円(同+113億円、+2.5%)でした。オンコロジー領域は、新製品のフェスゴ、ルンスミオ、主力品のポライビーが順調に伸長した一方で、フェスゴの浸透に伴う同薬効成分であるパージェタの減少や、主力品アバスチンが薬価改定や後発品浸透の影響を受けたことにより、前年同期比で0.5%の減収でした。スペシャリティ領域は、主力品のバビースモ、エンスプリング、ヘムライブラが堅調に推移したことに加え、新製品のピアスカイの好調な市場浸透により、前年同期比で5.8%の増収でした。海外製商品売上高は、ロシュ向けのヘムライブラおよびアクテムラが増加し、12.8%の増収でした。その他の売上収益は、一時金収入が減少したものの、ヘムライブラに関する収入の増加等により4.3%の増収となりました。

 製商品原価率は、為替影響および製品別売上構成比の変化等により前年同期比で1.3ポイント改善し、32.6%でした。研究開発費は創薬・早期開発への投資や開発プロジェクトの進展に伴い1,801億円(同+1.8%)と増加し、販売費及び一般管理費は諸経費等を主因として1,032億円(同+1.0%)でした。その他の営業収益(費用)は0億円でした。これらの結果、Core営業利益は6,232億円(同+12.1%)、Core営業利益率(対売上収益)は49.5%、Core当期利益は9期連続の増益を達成し4,510億円(同+13.6%)となりました。

<研究開発の状況>
 自社創製品・ロシュからの導入品ともに研究開発活動で着実な進展がありました。

 自社創製品では、血友病Aに対して開発中のNXT007が第I/II相試験の高用量コホートにおいて血友病Aではない人と同等の血液凝固能をもたらす可能性を示唆するデータが得られ、重要なマイルストンであるPoC確認を達成しました。経口GLP-1受容体作動薬オルホルグリプロンが肥満症、2型糖尿病を対象とした複数の第III相臨床試験のすべてにおいて主要評価項目を達成しました。第III相臨床試験の良好な結果を受けて、導出先のイーライリリー社が肥満症を対象として米国食品医薬品局(FDA)に承認申請しました。ガルデルマ社が海外で開発を進めるNEMLUVIOは、欧州において中等度から重度のアトピー性皮膚炎および結節性痒疹に対して承認を取得しました。Verastem Oncology社に導出したAVMAPKIは、KRAS変異陽性再発低悪性度漿液性卵巣がんに対してFAKZYNJAとの併用療法が、FDAより奏効率および奏効期間に基づく迅速承認制度*のもとで承認されました。

*承認の継続は、確認試験における臨床的有用性の検証および説明を条件とする場合があります

 ロシュからの導入品では、ルンスミオの点滴静注製剤が再発または難治性の濾胞性リンパ腫の治療薬として国内で発売され、皮下投与製剤としても追加で承認を取得しました。また、エレビジスがデュシェンヌ型筋ジストロフィーの治療を目的とした再生医療等製品として条件及び期限付承認に該当する製造販売承認を取得しました。さらに、テセントリク、バビースモが適応拡大の承認を取得、ルンスミオ、アバスチンが適応拡大の申請を行っています。

 ロシュ以外の第三者からの導入品では、レナリスファーマ株式会社の完全子会社化により獲得したスパルセンタンがIgA腎症を対象とした国内第III相試験において良好な解析結果が得られました。2026年の製造販売承認申請を予定しています。

 2025年は、加齢関連疾患に対する標的探索技術をもつGero社と共同研究およびライセンス契約、生物学的製剤および医薬品の経口投与を可能にする技術をもつRani Therapeutics社とライセンス契約を締結しました。引き続き、オープンイノベーションを通じた創薬エンジンの拡大を目指します。

<2026年12月期業績見通し>
 2026年12月期は、Core売上収益1兆3,450億円(前年同期比+871億円、+6.9%)、Core営業利益6,700億円(同+468億円、+7.5%)、Core当期利益4,850億円(同+340億円、+7.5%)と増収増益の見通しです。製商品売上高は、国内は増収、海外は前年と同水準を見込み、全体として1兆1,000億円(同+222億円、+2.1%)の予想です。国内製商品売上高は、薬価改定および後発品浸透の影響による売上高が減少するものの、新製品のルンスミオや主力品の数量伸長により、4,980億円(同+256億円、+5.4%)の見込みです。海外製商品売上高は、NEMLUVIOやヘムライブラの伸長等の一方、アクテムラの減少等により、6,020億円(同△34億円、△0.6%)の見込みです。その他の売上収益は、2,450億円(同+649億円、+36.0%)の見通しです。このうち、ロイヤルティ及びプロフィットシェア収入は、第三者導出品やヘムライブラに関する収入の増加により2,172億円(同+445億円、+25.8%)の見込みです。その他の営業収入は、一時金収入の増加により、278億円(同+203億円、+270.7%)を見込んでいます。

【2025年12月期実績】

(億円)2025年2024年前年同期比
連結損益(Core実績)
売上収益 12,579 11,706 +7.5%
製商品売上高 10,778 9,979 +8.0%
その他の売上収益 1,801 1,727 +4.3%
営業利益 6,232 5,561 +12.1%
当期利益 4,510 3,971 +13.6%
連結損益(IFRS実績)
売上収益 12,579 11,706 +7.5%
営業利益 5,988 5,420 +10.5%
当期利益 4,340 3,873 +12.1%

<製商品売上高の内訳>

(億円)2025年2024年前年同期比
製商品売上高 10,778 9,979 +8.0%
国内 4,724 4,611 +2.5%
 オンコロジー領域 2,465 2,477 △0.5%
 スペシャリティ領域 2,258 2,134 +5.8%
海外 6,054 5,368 +12.8%

<オンコロジー領域(国内) 売上上位5品目>

(億円)2025年2024年前年同期比
テセントリク 628 654 △4.0%
ポライビー 372 341 +9.1%
フェスゴ 339 235 +44.3%
アレセンサ 335 310 +8.1%
アバスチン 261 338 △22.8%

<スペシャリティ領域(国内) 売上上位5品目>

(億円)2025年2024年前年同期比
ヘムライブラ 627 590 +6.3%
アクテムラ 505 480 +5.2%
エンスプリング 292 247 +18.2%
バビースモ 262 215 +21.9%
エブリスディ 162 159 +1.9%

【2026年12月期通期業績予想】連結損益(Core)

(億円)2026年見通し2025年実績前年同期比
売上収益 13,450 12,579 6.9%
営業利益 6,700 6,232 7.5%
当期利益 4,850 4,510 7.5%

【研究開発活動の進展】(2025年10月25日~2026年1月29日)

2025 Q4 R&D Progress

Core実績について

 当社はIFRS移行を機に2013年よりCore実績を開示しております。Core実績とは、IFRS実績に当社が非経常事項と捉える事項の調整を行ったものであります。なお、当社が非経常事項と捉える事項は、事業規模や範囲などの違いによりロシュと判断が異なる場合があります。当社ではCore実績を、社内の業績管理、社内外への経常的な収益性の推移の説明、並びに株主還元をはじめとする成果配分を行う際の指標として使用しております。

 上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

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