中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。

2022年12月21日

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ポライビーの未治療のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対する新たなアップデートデータをASH 2022で発表

News Summary

本資料は、中外製薬と戦略的アライアンスを締結しているエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社が12月12日(バーゼル発)に発表したプレスリリースの一部を和訳・編集し、参考資料として配布するものです。正式言語が英語のため、表現や内容は英文が優先されることにご留意ください。
原文は、https://www.roche.com/media/releases/med-cor-2022-12-12bをご覧ください。

 ロシュ社は12月12日、ファーストインクラスの抗CD79b抗体薬物複合体であるポライビー®(一般名:ポラツズマブ ベドチン)に関する新たなアップデートデータを、12月10-13日の第64回米国血液学会(ASH: American Society of Hematology)総会で発表しました。POLARIX試験のデータは、リツキサン®(リツキシマブ)、シクロホスファミド、ドキソルビシンおよびプレドニゾン(R-CHP)との併用において、ポライビーが未治療のびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL: diffuse large B-cell lymphoma)患者さんの転帰を改善する潜在的ベネフィットを裏付けました1)

 3年間の無増悪生存期間(PFS)データにより、ポライビーとR-CHPの併用療法は、リツキサンとシクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチンおよびプレドニゾン(R-CHOP)の併用療法と比較して、引き続き、疾患進行または死亡リスクの統計学的に有意な改善を示しました[ハザード比: 0.76、95%信頼区間: 0.60-0.97; p<0.03]。フォローアップ期間中央値39.7カ月ののち、全生存期間(OS)データは、各群にイベントがほとんどなくデータとして未成熟(immature)で、ポライビーとR-CHP併用療法とR-CHOP療法で同様でした(ハザード比: 0.94、95%信頼区間: 0.67-1.33; p=0.73)。また、今回のより長期の追跡調査解析で、新たな安全性のシグナルは認められませんでした1)

POLARIX試験について
 POLARIX試験(NCT03274492)は、未治療のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の患者さんを対象に、ポライビーとR-CHP療法(リツキサン®[リツキシマブ]、シクロホスファミド、ドキソルビシンおよびプレドニゾン)の併用とR-CHOP療法(リツキサン、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチンおよびプレドニゾン)の有効性、安全性および薬物動態を評価したランダム化第III相二重盲検プラセボ対照試験です。879人を1:1にランダム化しました。

  • ポライビー+R-CHP+ビンクリスチンのプラセボを6サイクル投与後、リツキサンを2サイクル投与する群
  • R-CHOP+ポライビーのプラセボを6サイクル投与後、リツキサンを2サイクル投与する群

 主要評価項目は、Lugano Response Criteria for malignant lymphomaに基づく治験責任医師評価による無増悪生存期間(PFS)です。

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)について
 DLBCLは非ホジキンリンパ腫(NHL: non-Hodgkin lymphoma)の中で最も多い病型で、NHLの約3分の1を占めます。DLBCLは進行の速い中悪性度のNHLです2)。一般的にはフロントラインでの治療に反応する一方で、約40%の患者さんが再発するか、難治性となるものの、その場合の救援療法の選択肢は限られており、生存期間も短いとされています3,4)。世界で毎年約150,000人がDLBCLと診断されると推定されています5)

ポライビー(ポラツズマブ べドチン)について
 ポライビーは、ファーストインクラスの抗CD79b抗体薬物複合体(ADC: antibody-drug conjugate)です。CD79bタンパク質は、一部の種類の非ホジキンリンパ腫(NHL)に影響を与える免疫細胞であるB細胞の大部分に特異的に発現しており、新たな治療法開発の有望なターゲットとなっています。ポライビーは、がん細胞の細胞膜上に発現するCD79bに結合し、抗がん剤の送達によりこれらのB細胞を殺傷し、正常細胞への影響を抑えると考えられています。ポライビーは、Seagen社のADC技術を用いてロシュ社により開発されており、現在、数種類のNHLの治療薬として検討されています。

上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。

出典:

  1. Herrera A, et al. Risk Profiling of Patients with Previously Untreated Diffuse Large B-Cell Lymphoma (DLBCL) by Measuring Circulating Tumor DNA (ctDNA): Results from the POLARIX Study. Presented at: ASH Annual Meeting and Exposition; 2022 Dec 10-13. Abstract #542.
  2. Cancer.Net. Leukemia – Lymphoma –Non-Hodgkin: Subtype. [Internet; cited 2022 December]. Available from: https://www.cancer.net/cancer-types/lymphoma-non-hodgkin/subtypes.
  3. Maurer M, Ghesquières H, Jais J, et al. Event-free survival at 24 months is a robust end point for disease- related outcome in diffuse large B-cell lymphoma treated with immunochemotherapy. J Clin Oncol. 2014;32(10):1066-1073.
  4. Sehn L, Gascoyne R. Diffuse large B-cell lymphoma: optimizing outcome in the context of clinical and biologic heterogeneity. Blood. 2015;125(1):22-32.
  5. 5. Globocan 2020. World Fact Sheet. [Internet; cited 2022 December]. Available from: https://gco.iarc.fr/today/data/factsheets/populations/900-world-fact-sheets.pdf.

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

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