中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。

2022年02月03日

2021年12月期連結決算および2022年12月期見通し

  • 2021年度売上収益9,998億円(+27.1%)、Core営業利益4,341億円(+41.0%)。いずれも5期連続で過去最高を更新
  • 研究開発では、中分子医薬品の初のプロジェクトLUNA18の臨床試験入りを達成
  • 2021年度期末配当予定額46円(年間配当金76円)
  • 2022年度業績見通しは売上収益1兆1,500億円(+15.0%)、Core営業利益4,400億円(+1.4%)

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:奥田 修)は、本日、2021年12月期連結決算および2022年12月期見通しを発表しました。

 代表取締役社長 CEOの奥田 修は、「成長戦略『TOP I 2030』を発表した2021年は、売上・利益とも5期連続で過去最高を達成するとともに、各事業領域の戦略が着実に進展し、実り多い初年度とすることができました。業績面では、COVID-19に対する抗体カクテル療法ロナプリーブ®を筆頭に、新発売の4製品が寄与したほか、主力品のヘムライブラ®、テセントリク®、新製品のエンスプリング®などが増収を牽引しました。研究開発では、最重要テーマである中分子医薬品の臨床試験を開始したほか、多様なモダリティを含む約70のプロジェクトによる充実したパイプラインが築かれています。2022年は、売上収益として初めて1兆円を超える水準を予想しています。昨年承認申請を実施したファリシマブによる、眼科領域への本格参入を目指すほか、10月には新研究拠点『中外ライフサイエンスパーク横浜』がいよいよ竣工を迎えます。患者さんへのより良い価値提供に向け、引き続きイノベーションの追求に邁進してまいります」と語っています。

<2021年12月期業績>

 2021年12月期の業績(Coreベース)は、製商品売上高、ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入がともに3割弱増加し、売上収益として9,998億円(+2,129億円、+27.1%)となりました。国内製商品売上高は、5,189億円(+1,098億円、+26.8%)でした。がん領域のテセントリクおよびカドサイラ®、プライマリー領域のヘムライブラおよびアクテムラ®などの主力品の好調に加え、政府納入を計上したロナプリーブをはじめ、エンスプリング、ポライビー®、エブリスディ®の新製品群の好調な市場浸透や、血液検体を用いたFoundationOne® Liquid CDxがんゲノムプロファイルを含むがん遺伝子パネル検査の検査数増が寄与しました。海外製商品売上高は、2,839億円(+597億円、+26.6%)でした。前年比での円安の為替影響に加え、通常出荷価格での輸出が本格化したヘムライブラの大幅な伸長やアレセンサ®の堅調な推移が、アクテムラの大幅な減少(前年に新型コロナウイルス肺炎を対象とした臨床試験用を含む輸出が増加したため)を上回りました。ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入は、一時金収入が減少した一方、主にヘムライブラのロイヤルティ及びプロフィットシェア収入の大幅な増加により、3割弱増加しました。

 製商品原価率は、主に製品別売上構成比の変化等により前年同期比で1.2%ポイント改善し、41.8%でした。経費は、販売費、研究開発費、一般管理費がいずれも増加し、全体として約1割増となりました。主な理由は、販売費はデジタルマーケティングの推進等、研究開発費は開発テーマの進展、一般管理費は法人事業税や諸経費の増加によるものです。これらの結果、営業利益は4,341億円(+1,262億円、+41.0%)となりました。 

 こうした好業績を反映し、当社の配当方針を踏まえ、期末配当金は1株当たり46円を予定しています。この結果、年間配当金は1株あたり76円、Core配当性向は5年平均で42.9%(単年度では40.1%)です。

 研究開発活動では、TOP I 2030で掲げる「R&Dアウトプット倍増」と「自社グローバル品毎年上市」の実現に向け、開発早期・後期とも順調な進捗がみられました。成長を支える基盤となる自社プロジェクトでは、抗体、低分子に続く第3のモダリティとして注力する中分子医薬品について、初のプロジェクトである抗がん剤LUNA18が臨床開発段階に入りました。また、強みとする抗体エンジニアリング技術に基づくプロジェクトでは、エンスプリングが全身型重症筋無力症(gMG)、クロバリマブが非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)を対象にそれぞれ第III相国際共同治験を開始したほか、抗がん剤SOF10の臨床開発を開始しています。このほか、主力品ヘムライブラに対し、後天性血友病Aの適応拡大を申請しました。導入品では、眼科領域への本格参入を目指し、ファリシマブの承認申請を2つの適応症(糖尿病黄斑浮腫、中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性)に対して実施するとともに、新規モダリティである遺伝子治療について、デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対してサレプタ・セラピューティクスが開発中のSRP-9001をロシュより導入しました。また、がん領域において、ポライビーおよびテセントリク等の適応拡大申請を実施しています。 

 COVID-19に対する治療薬の開発では、自社創製の抗IL-6レセプター抗体アクテムラについて、重症者への治療薬として、2021年に米国における緊急使用許可および欧州における承認をそれぞれ取得しました。国内では、2022年1月にSARS-CoV-2 による肺炎(ただし、酸素投与を要する患者に限る)に対し、適応拡大の承認を取得しています。また、ロシュから導入した抗体カクテル療法ロナプリーブについて、2021年7月に特例承認を取得し、11月には発症抑制の適応拡大と皮下投与の承認を取得しました。

<2022年12月期業績見通し>

 2022年12月期は、売上・利益とも6期連続で過去最高を更新し、売上収益1兆1,500億円(+1,502億円、+15.0%)、Core営業利益4,400億円(+59億円、+1.4%)、Core当期利益3,125億円(+10億円、+0.3%)となる見通しです。製商品売上高は、国内外とも増収を見込み、全体として1兆315億円(+2,287億円、+28.5%)の予想です。国内では、後発品等の競争激化や薬価改定による減収影響があるものの、前年に引き続き、ロナプリーブ、エンスプリング、ポライビー、エブリスディ等の新製品とヘムライブラをはじめとする主力品の伸長を見込んでいます。海外では、通常出荷価格での輸出が前年から本格化したヘムライブラが約6割、COVID-19流行を背景とした需要増によりアクテムラが約4割の増収を見込みます。ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入は、ヘムライブラの初期出荷在庫に関するロイヤルティ収入や一時金の減少により、1,185億円(-784億円、-39.8%)に大きく減収の見通しです。

 年間配当予想額は1株当たり76円、予想Core配当性向は5年平均で41.9%(単年度では40.0%)です。

【2021年12月期実績】

(億円)2021年2020年前年同期比
連結損益(Core実績)
売上収益 9,998 7,869 +27.1%
 製商品売上高 8,028 6,333 +26.8%
 ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入 1,969 1,536 +28.2%
営業利益 4,341 3,079 +41.0%
当期利益 3,115 2,194 +42.0%
連結損益(IFRS実績)
売上収益 9,998 7,869 +27.1%
営業利益 4,219 3,012 +40.1%
当期利益 3,030 2,147 +41.1%

【2022年12月期通期業績予想】

(億円)2022年見通し2021年実績前年同期比
連結損益(Core)
売上収益 11,500 9,998 +15.0%
営業利益 4,400 4,341 +1.4%
当期利益 3,125 3,115 +0.3%

【研究開発活動の進展】(2021年10月23日~2022年2月3日)

研究開発活動の進展一覧表

Core実績について

 当社はIFRS移行を機に2013年よりCore実績を開示しております。Core実績とはIFRS実績に当社が非経常事項と捉える事項の調整を行ったものであり、ロシュが開示するCore実績の概念とも整合しております。当社ではCore実績を、社内の業績管理、社内外への経常的な収益性の推移の説明、並びに株主還元をはじめとする成果配分を行う際の指標として使用しております。

 

上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

  • 報道関係者の皆様
  • メディアリレーションズグループ
  • Tel:03-3273-0881
  • mailto: pr@chugai-pharm.co.jp
  • 投資家の皆様
  • インベスターリレーションズグループ
  • Tel:03-3273-0554
  • mailto: ir@chugai-pharm.co.jp
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