中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。

2020年09月10日

中外製薬と武田薬品、複数のがん種を対象とした併用療法を検討するグローバル第III相試験への国内からの参画を決定

中外製薬株式会社
武田薬品工業株式会社

  • Roche社-Exelixis社間の共同開発契約に基づき、中外製薬と武田薬品が国内でのテセントリク®点滴静注(アテゾリズマブ)とカボメティクス®錠(カボザンチニブ)併用療法の開発を実施
  • 現在、複数のがん種を対象に本併用療法を検討する3つのグローバル第III相臨床試験であるCONTACT試験が進行中

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役会長 CEO:小坂 達朗、以下、中外製薬)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長 CEO:クリストフ・ウェバー、以下、武田薬品)は、抗PD-L1(Programmed Death-Ligand 1)ヒト化モノクローナル抗体「テセントリク®点滴静注」(一般名:アテゾリズマブ、以下、アテゾリズマブ)とキナーゼ阻害剤「カボメティクス®錠」(一般名:カボザンチニブリンゴ酸塩、以下、カボザンチニブ)の併用療法について、国内での開発を両社で実施することを決定しましたので、お知らせいたします。

 日本における両剤の併用療法の開発は、Roche社-Exelixis社間で締結された全世界におけるアテゾリズマブとカボザンチニブの併用療法に関する共同開発契約に基づき、日本国内での権利を有する中外製薬と武田薬品が実施します。現在、新たな治療法としてのアテゾリズマブとカボザンチニブ併用療法を検討する3つのグローバル第III相臨床試験であるCONTACT試験が複数のがん種を対象として進行中であり、中外製薬と武田薬品は国内からもこれらの臨床試験に参加する予定です。

テセントリクについて
 テセントリクは、腫瘍細胞または腫瘍浸潤免疫細胞に発現するタンパク質であるPD-L1を標的とする免疫チェックポイント阻害剤です。PD-L1は、T細胞の表面上に発現しているPD-1、B7.1の双方と結合しT細胞の働きを阻害します。テセントリクはこの結合を阻害しT細胞の抑制状態を解除することで、T細胞による腫瘍細胞への攻撃を促進すると考えられています。
 国内では、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」、「進展型小細胞肺癌」および「PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌」に対する効能・効果について承認を取得しています。また、2020年2月にテセントリクおよびアバスチン®(ベバシズマブ)併用による切除不能な進行・再発の肝細胞がんに対する治療薬として、厚生労働省に製造販売承認申請を実施し、同省より優先審査品目に指定されています。

カボメティクスについて
 カボメティクスは、米国において進行性腎細胞がんの治療およびソラフェニブ治療後の肝細胞がんの治療の適応で承認されています。また、カボメティクスはEUやその他の国および地域においても承認されています。日本においては、カボメティクス®錠20mg、同60mgの製品名で、根治切除不能又は転移性の腎細胞がんに対する治療薬として、2020年3月、厚生労働省より製造販売承認を取得し、同年5月に発売されました。また、2020年1月にがん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞がんに対する治療薬として製造販売承認申請を行いました。

中外製薬について
 中外製薬は、医療用医薬品に特化し東京に本社を置く、バイオ医薬品をリードする研究開発型の東京証券市場一部上場の製薬企業であり、ロシュ・グループの重要メンバーとして、国内外で積極的な医療用医薬品の研究開発活動を展開し、アンメット・メディカルニーズを満たす革新的な医薬品の創製に取り組んでいます。
 中外製薬に関するさらに詳しい情報はhttps://www.chugai-pharm.co.jp/をご覧下さい。

武田薬品について
 武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品のミッションは、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することです。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)および消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
 詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

武田薬品工業株式会社とExelixis社の提携について
 2017年1月に、武田薬品は、Exelixis社と日本におけるカボザンチニブの開発提携および販売権に関する契約を締結しました。なお、Exelixis社は、カボザンチニブの米国における開発および販売の独占的権利を引き続き保有し、同社の他のパートナーであるIpsen Pharma SAS社は、カボザンチニブの適応に関する米国と日本以外での独占的販売権を保有しています。

注意事項
 本文書に記載されている医薬品情報は、中外製薬および武田薬品の経営情報の開示を目的とするものであり、それぞれが開発中のものを含むいかなる医薬品の宣伝、広告を目的とするものではありません。

また、上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。

以上

本件に関するお問い合わせ先:

中外製薬株式会社 広報IR部
メディアリレーションズグループ
Tel: 03-3273-0881
E-mail: pr@chugai-pharm.co.jp

インベスターリレーションズグループ
Tel: 03-3273-0554
E-mail: ir@chugai-pharm.co.jp

武田薬品工業株式会社
JPBUコミュニケーション部
Tel: 03-3278-2519
E-mail: asa.hayashi@takeda.com

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