中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。

2020年05月08日

中外製薬およびA*STAR、COVID-19に対する抗体医薬品の共同研究を開始

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役会長 CEO:小坂 達朗)は、中外製薬グループの在シンガポール研究拠点である中外ファーマボディ・リサーチ(CPR)が、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)とともに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する抗体医薬品の共同研究を開始したことをお知らせいたします。

 本共同研究は、A*STARの関連機関であるシンガポール免疫学ネットワーク(SIgN)において、シニア主席研究員Cheng-I Wang博士の率いる研究チームにより見出された、COVID-19の治療薬候補となりうる抗体に関するものです。リード抗体は多様性の高い人工ヒト抗体ライブラリから取得されており、COVID-19を引き起こすコロナウイルスに対する中和能を示しています。CPRは、抗体研究における世界トップクラスの技術力を活かし、抗体の最適化を進め、独自の抗体エンジニアリング技術を適用することで、開発候補抗体を作製します。

 A*STAR 生物医学研究評議会 アシスタントチーフエグゼクティブのNg Huck Hui教授は、「A*STARの免疫学およびトランスレーショナルリサーチにおける能力と、中外製薬の革新的医薬品に対する専門性を活かし、私たちと中外製薬とのコラボレーションの歴史にまた新たなパートナーシップが加わります」と述べ、「COVID-19の治療薬候補の開発に向け、中外製薬と協働し、献身的に努められることを大変嬉しく思います」としています。

 中外製薬 代表取締役社長 COOの奥田 修は、「中外製薬は、イノベーションにより世界の医療と人々の健康に貢献することをミッションとしています。抗体研究は、我々のイノベーション追求における柱であり、これまで革新的医薬品や独自の創薬技術を生み出してきました」と述べるとともに、「新型コロナウイルスの流行は、人類が過去数十年に直面したさまざまな危機のなかで、最も深刻な被害をもたらしています。A*STARと共に、世界中で進むこの脅威への対応の一助となるべく、一刻も早く臨床応用への可能性を拓くことを目指し尽力してまいります」と語っています。

 A*STARと中外製薬は、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(Global Health Innovative Technology Fund:GHIT Fund)の助成の下、これまでにデング熱に対する共同研究プロジェクトを実施しています。

中外ファーマボディリサーチ(CPR)について
 CPRは、日本を代表する研究開発型製薬企業である中外製薬の完全子会社として、2012年1月にシンガポールで設立されました。中外製薬が独自に開発した革新的な抗体エンジニアリング技術である「リサイクリング抗体」、「スイーピング抗体」、「スイッチ抗体」などを活用し、ファースト・イン・クラス、ベスト・イン・クラスの医薬品の創製に向け、様々な標的に対する抗体医薬品の研究に従事しています。また、2018年より新規抗体エンジニアリング技術の開発にも取り組んでいます。
 CPRに関するさらに詳しい情報は、https://www.chugai-pharmabody.com/をご覧ください。
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シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)について
 A*STARは、科学的発見を進め、革新的技術を開発するための経済指向研究を主導するシンガポールの公的研究開発機関です。オープンイノベーションを通じて社会に寄与するために、A*STARは官民とパートナーシップを結びコラボレーションを行っています。科学技術研究機関として、アカデミアと産業界の架け橋となっています。その研究は、シンガポールの経済成長と雇用を生み出し、さらには医療における転帰の改善、都市生活、サステナビリティ等の社会的ベネフィットに貢献することにより、生活の向上に寄与しています。また、A*STARを含め、研究機関、広範な研究コミュニティや産業界における多様な人材やリーダーを保護・育成する上で重要な役割を果たしています。A*STARの研究開発活動は、生物医学、物理学およびエンジニアリングにわたって、主にBiopolisおよびFusionopolisに拠点を置く研究機関で展開されています。
 A*STARに関する最新の情報は、https://www.a-star.edu.sg/をご覧下さい。
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シンガポール免疫学ネットワーク(SIgN)について
 SIgNは、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)の生物医学研究評議会の研究機関として2006年に発足し、ヒト免疫学研究の進展や、科学的知見への貢献、生活を向上させる革新的発見、主要な医療課題の解決、さらなる社会経済的成長の実現を使命としています。SIgNは医療機関および産業界と協働し、研究成果の臨床的、経済的応用に注力しています。科学的な主たる推進領域は、感染症および免疫、がん免疫、ならびに炎症です。研究テーマは、ヒト抗体および臨床免疫モニタリングプラットフォームなどの最新技術に基づいています。また、SIgNは、分析的思考や協働的精神を推進するさまざまな活動の支援を通じ、若い科学者の保護と育成に注力しています。
 SIgNに関するさらに詳しい情報は、https://www.a-star.edu.sg/sign/をご覧ください。

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

  • 報道関係者の皆様
  • メディアリレーションズグループ
  • Tel:03-3273-0881
  • mailto: pr@chugai-pharm.co.jp
  • 投資家の皆様
  • インベスターリレーションズグループ
  • Tel:03-3273-0554
  • mailto: ir@chugai-pharm.co.jp
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