• 国内外の中外製薬グループにおいて喫煙率ゼロを目標に
• 従業員の健康づくりとともに、望まない受動喫煙防止の一助として健康な社会づくりに貢献

　中外製薬株式会社（本社：東京、代表取締役社長 CEO：小坂 達朗）は、2019年9月25日付で「中外製薬グループ禁煙宣言」を発信しましたのでお知らせいたします。

　中外製薬グループでは、従業員一人ひとりが心身ともに健康で働きがいとやりがいを持って仕事に取り組める環境こそ成長の基盤であると捉えています。2017年12月には「中外製薬グループ健康宣言」を発信し、サステナビリティ推進を担う代表取締役副会長 上野 幹夫より、さらに高い意識をもって取り組みを進めていくことを社内外に表明しています。具体的には、健康経営の重点項目として、がん対策、生活習慣病対策、メンタルヘルス対策、プレゼンティーズム対策、ヘルスリテラシー向上、職場の安全対策の6つを定めて活動を展開しています。

　喫煙は、日本の三大死亡原因であるがん、心疾患、脳血管疾患に深く関与していることが知られています。また、受動喫煙による国内死亡者数は6,000人を超えるという推計もあり、喫煙問題は重要な社会課題となっています。喫煙者本人のみならず、周囲の方にも健康被害を及ぼす喫煙の問題を看過することはできないとの思いから、当社の健康経営推進における重点項目であるがん、生活習慣病対策のひとつとして喫煙対策を強化します。ついては、ここに「中外製薬グループ禁煙宣言」を発信し、将来目標として喫煙率ゼロを掲げ、全社を挙げて取り組んでまいります。

【中外製薬グループ禁煙に向けた目標・取り組み方針（国内）】
目標：

• 2020年9月末 　全事業所内完全禁煙
• 2021年末 　　　就業中禁煙
• 2030年末 　　　喫煙率ゼロ

取り組み方針：

• 目標時期を明確にした喫煙対策を段階的に実施する
• 喫煙者の採用は行わない方針とする（国内グループ）
• 個別事情を考慮し、各事業所の具体策は事業所で策定する
• 喫煙に関するヘルスリテラシーの向上を図る
• 禁煙サポートによる脱喫煙を進める

　中外製薬グループでは、当該喫煙対策を通じてより一層従業員の健康づくりに貢献するとともに、望まない受動喫煙防止の一助となることにより、健康な社会づくりに寄与できるよう取り組んでまいります。

以上

【参考情報】
1）中外製薬グループ健康宣言全文（代表取締役副会長　上野 幹夫、2017年12月1日発信）
　中外製薬グループは、生命関連企業として従業員の健康を大切に考え、健康保持・増進に取り組んできました。当社グループはトップ製薬企業としてさらに生産性を高めてイノベーションを追求し、「経済性」「社会性」「人間性」すべての視点での企業価値向上を目指していきます。そのためには、その担い手である従業員が心身ともに健康でいきいきと働くことができ、活力ある健全な組織風土を実現していくことが不可欠だと考えます。私たちは、当社グループにおける「個人の健康」「組織の健康」の維持・向上に会社が積極的に取り組み、健康経営を実現していくことをここに宣言します。

2）中外製薬グループ健康経営における中長期目標値

• がん：がん検診受診率（肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん）90％以上
• 生活習慣病：ハイリスク者率を2020年までに2％以下
• ヘルスリテラシー：社内関連制度の認知度90％以上
• 職場の安全：各事業所でEHSリスク評価を少なくとも3年に1回実施

3）「健康経営優良法人（大規模法人部門）～ホワイト500～」連続認定について）
　当社の従業員の健康づくりに貢献する取り組みが評価され、2018年および2019年と2年連続で「健康経営優良法人（大規模法人部門）～ホワイト500～」に認定されました。当該認証は、経済産業省と日本健康会議が連携し、特に優良な健康経営を実践している大規模法人に与えているものです。詳細は経済産業省のウェブサイトにてご参照ください。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkoukeiei_yuryouhouzin.html

4）健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。