中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。
2019年07月25日
2019年12月期第2四半期連結決算
- 第1四半期に続き、売上・利益とも過去最高
- 新製品および国内外における主力品売上の好調な推移に加え、ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入が大きく伸長し、売上収益は二桁増の3,203億円(+12.3%)
- 増収と製商品原価率の改善に伴い、Core営業利益は4割増の1,035億円(+44.6%)
中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:小坂 達朗)は、本日2019年12月期第2四半期連結決算を発表いたしました。
2019年12月期第2四半期の業績は、第1四半期に続き売上収益、営業利益および四半期利益のいずれも過去最高でした。血友病A治療薬ヘムライブラ®、がん免疫チェックポイント阻害剤テセントリク®をはじめとする新製品および主力品の貢献、輸出の好調等による製商品売上高の二桁増に加え、ヘムライブラの寄与によるロイヤルティ等収入及びその他の営業収入の増加により、売上収益は12.3%増加しました。加えて、自社品の売上拡大に伴う製品別売上構成比の変化等により製商品原価率が改善し、営業利益は44.6%増加しました。
(億円) | 2019年 第2四半期 | 2018年 第2四半期 | 前年同期比 |
---|---|---|---|
連結損益(Core実績) | |||
売上収益 | 3,203 | 2,851 | +12.3% |
製商品売上高 | 2,824 | 2,556 | +10.5% |
ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入 | 379 | 295 | +28.5% |
営業利益 | 1,035 | 716 | +44.6% |
四半期利益 | 751 | 526 | +42.8% |
連結損益(IFRS実績) | |||
売上収益 | 3,203 | 2,851 | +12.3% |
営業利益 | 951 | 666 | +42.8% |
四半期利益 | 693 | 490 | +41.4% |
[売上収益]
- 国内製商品売上高は、一部の製品における後発品影響および昨年の薬価改定影響による減少の一方、自社創製の血友病A治療薬ヘムライブラ、がん免疫チェックポイント阻害剤テセントリクをはじめとする新製品群に加え、がん領域および骨・関節領域を中心とする主力品が好調に推移し、全体で2,100億円(+9.9%)に増加しました。
- がん領域:後発品影響によりリツキサン®の売上が大きく減少したものの、新製品テセントリクおよびガザイバ®の貢献に加え、パージェタ®およびアレセンサ®の好調な推移により、増収でした。
- 骨・関節領域:関節リウマチ治療薬アクテムラ®、骨粗鬆症治療剤エディロール®を中心とする主力品の堅調な推移により、二桁の増収となりました。
- 腎領域:腎性貧血治療薬ミルセラ®、二次性副甲状腺機能亢進症治療剤オキサロール®がいずれも前年並みの実績となり、全体としても横ばいでした。
- その他領域:昨年の長期収載品譲渡の影響を受けたものの、新製品の血友病A治療薬ヘムライブラの順調な市場浸透により、2割の増収となりました。
- 海外製商品売上高は、アレセンサのロシュ向け輸出の増加により、724億円(+12.2%)に増加しました。
- ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入は、ヘムライブラに関するロイヤルティ及びプロフィットシェア収入の増加により、全体として379億円(+28.5%)に増加しました。
(億円) | 2019年 第2四半期 | 2018年 第2四半期 | 前年同期比 |
---|---|---|---|
製商品売上高 | 2,824 | 2,556 | +10.5% |
国内 | 2,100 | 1,911 | +9.9% |
がん領域 | 1,146 | 1,057 | +8.4% |
骨・関節領域 | 520 | 470 | +10.6% |
腎領域 | 172 | 170 | +1.2% |
その他領域 | 262 | 215 | +21.9% |
海外 | 724 | 645 | +12.2% |
[Core営業利益]
- 売上収益の増加に加え、自社品の売上拡大に伴う製品別売上構成比の変化等により製商品原価率が改善し、Core売上総利益は1,927億円(+23.1%)に増加しました。
- Core売上総利益の増加に対し、Core経費(892億円、+5.1%)の増加は一桁台にとどまりました。この結果、Core営業収益は1,035億円(+44.6%)となりました。
Core実績について
当社はIFRS移行を機に2013年よりCore実績を開示しております。Core実績とはIFRS実績に当社が非経常事項と捉える事項の調整を行ったものであり、ロシュが開示するCore実績の概念とも整合しております。当社ではCore実績を、社内の業績管理、社内外への経常的な収益性の推移の説明、並びに株主還元をはじめとする成果配分を行う際の指標として使用しております。
上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。
以上
本件に関するお問い合わせ先:
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- メディアリレーションズグループ
- Tel:03-3273-0881
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