2016年12月05日

ロシュ社のGazyva/GazyvaroはMabThera/Rituxanと比較し未治療の
濾胞性リンパ腫の患者さんの無増悪生存期間を統計学的に有意に延長

News Summary

本資料は、中外製薬と戦略的アライアンスを締結しているF. ホフマン・ラ・ロシュ社が12月5日(バーゼル発)に発表したプレス・リリースの一部を和訳・編集し、参考資料として配布するものです。正式言語が英語のため、表現や内容は英文が優先されることをご留意ください。
原文は、http://www.roche.com/media/store/releases/med-cor-2016-12-05.htmをご覧ください。

ロシュ社は5日、未治療の濾胞性リンパ腫の患者さんを対象としてGazyva/Gazyvaro(obinutuzumab)と化学療法の併用後にGazyva/Gazyvaroを単独投与した群と、MabThera/Rituxan(rituximab)と化学療法の併用後にMabThera/Rituxanを単剤投与した群との直接比較を行った主要な第III相臨床試験であるGALLIUM試験の成績を発表しました。2016年5月、事前に計画された中間解析の結果、独立評価委員会は主要評価項目の早期達成に基づき、早期有効中止を勧告しました。Gazyva/Gazyvaroベースの治療を受けた群では、MabThera/Rituxanベースの治療を受けた群と比べ病勢進行または死亡リスクを34%低下(ハザード比:0.66、95%信頼区間:0.51-0.85、p=0.0012)させました(無増悪生存期間:PFS、治験参加医師による判定)。なお、PFS中央値にはまだ到達していません。本試験でのGazyva/GazyvaroまたはMabThera/Rituxanの投与による有害事象は、obinutuzumabのこれまでの臨床試験の結果と一致していました。

GALLIUM試験の主な成績は、サンディエゴで開催中の第58回米国血液学会年次学術集会のプレナリーセッションにて、Dr. Robert Marcus, King’s College Hospital, London / the National Cancer Research Institute(NCRI)により、12月4日(日)午後2:00(PST)に発表されました(抄録番号6)。加えて、GALLIUM試験における微小残存病変に関する評価結果は、Dr. Christiane Pott, University Hospital Schleswig-Holstein, Kiel, Germany / the German Low-Grade Lymphoma Study Group(GLSG)により、12月5日(月)午前7:00(PST)に口述発表されます(抄録番号613)。

【概 要】

・GALLIUM試験は、進行の遅い非ホジキンリンパ腫のうち、最も一般的な濾胞性リンパ腫において、MabThera/Rituxanベースの標準療法に対して無増悪生存期間の優越性が示された最初の第III相臨床試験です。

・GALLIUM試験の成績は、第58回米国血液学会年次学術集会のプレナリーセッションで発表されました。

【Obinutuzumab(Gazyva/Gazyvaro)について】

国内では、低悪性度非ホジキンリンパ腫を対象とした第III相国際共同治験(GALLIUM試験)に参加しています。また、日本新薬株式会社と共同開発を行っています。

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

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