中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。
2020年10月21日
ノボ ノルディスクとの抗体エンジニアリング技術に関するライセンス契約の締結について
中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役会長 CEO:小坂 達朗)は、Novo Nordisk A/S(本社:デンマーク・バウスベア、社長 CEO:Lars Fruergaard Jørgensen、以下、ノボ ノルディスク)と、中外製薬の複数の抗体エンジニアリング技術に対する全世界における非独占的ライセンス契約を締結したことをお知らせいたします。
本契約によりノボ ノルディスクは、中外製薬の複数の抗体エンジニアリング技術に対する研究開発目的での使用権とともに、当該技術を用いた抗体医薬品を開発・販売するオプション権を取得します。中外製薬はこの対価として技術使用料を受領します。また、ノボ ノルディスクが開発候補抗体を作成しオプション権を行使した場合、中外製薬は一時金および研究開発の進捗に応じたマイルストンペイメント、ならびに抗体医薬品として販売された場合の売上に対するロイヤルティを受領します。
執行役員 研究本部長の根津 淳一は、「抗体エンジニアリング技術は中外製薬のコアコンピタンスのひとつであり、革新的な抗体医薬品の創出につながっています」と述べるとともに、「ノボ ノルディスクにより中外製薬独自の技術が活用され、アンメットメディカルニーズの解決や革新的新薬の創出につながることを大いに期待しています」と語っています。
ノボ ノルディスクのGlobal Research Technologies Senior Vice PresidentのLars Fogh Iversenは、「本契約により、この分野で世界有数の企業である中外製薬の抗体エンジニアリング技術を、長期にわたり利用できることとなりました」と述べるとともに、「ノボ ノルディスクはタンパク質をベースとした治療法に注力しており、最も優れた治療プログラムを推進するために、最高水準の技術へのアクセスが不可欠です」と語っています。
中外製薬について
中外製薬は、医療用医薬品に特化し東京に本社を置く、バイオ医薬品をリードする研究開発型の東京証券市場一部上場の製薬企業です。ロシュ・グループの重要メンバーとして、国内外で積極的な医療用医薬品の研究開発活動を展開し、アンメットメディカルニーズを満たす革新的な医薬品の創製に取り組んでいます。
中外製薬に関するさらに詳しい情報はhttps://www.chugai-pharm.co.jp/をご覧下さい。
ノボ ノルディスクについて
ノボ ノルディスクは、1923年創立のデンマークを本拠とする世界有数のヘルスケア企業です。パーパスは、変革を推進し、糖尿病および肥満症、血液系希少疾患、内分泌系希少疾患などのその他の深刻な慢性疾患を克服することです。その目的達成に向け、科学的革新を見出し、医薬品へのアクセスを拡大するとともに、病気の予防ならびに最終的には根治を目指して取り組んでいます。ノボ ノルディスクは現在80カ国に約4万3,500人の社員を擁し、製品は約170カ国で販売されています。詳細はウェブサイトをご参照ください。(www.novonordisk.com)
以上
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