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2025年12月期第2四半期:連結決算概要
IFRS実績
当中間連結会計期間の売上収益は5,785億円(前年同期比4.6%増)、営業利益は2,733億円(同5.8%増)、中間利益は1,944億円(同4.3%増)となりました。これらには当社が管理する経常的業績(Coreベース)では除外している無形資産の償却費8億円、無形資産の減損損失1億円、事業再構築費用63億円及び事業所閉鎖に伴う固定資産売却益を含む事業所再編費用84億円(収益)が含まれています。
Core実績
当中間連結会計期間の売上収益は、製商品売上高が増加し、5,785億円(前年同期比4.6%増)となりました。
売上収益のうち、製商品売上高は5,114億円(同5.3%増)となりました。国内製商品売上高は、薬価改定や後発品浸透等の影響を受けたものの、新製品のフェスゴ®、ピアスカイ®、主力品のバビースモ®が大幅に増加し、前年同期を上回りました。海外製商品売上高は、ロシュ向けのアクテムラ®輸出が大幅に増加したため、前年同期を上回りました。その他の売上収益は、ヘムライブラ®に関する収入が増加したものの、一時金収入の減少等により670億円(同0.4%減)となりました。製商品原価率は、製品別売上構成比の変化等により34.3%と前年同期比で1.3ポイント上昇しました。結果、売上総利益は4,033億円(同2.7%増)となりました。
研究開発費は創薬・早期開発への投資や開発プロジェクトの進展に伴う費用の増加等により863億円(同2.7%増)、販売費及び一般管理費は諸経費等の減少により454億円(同2.6%減)となりました。その他の営業収益(費用)は4億円の収益(前年同期は8億円の収益)となりました。以上から、Core営業利益は2,720億円(同3.5%増)、Core中間利益は1,935億円(同2.1%増)となりました。
業績の見通し
(単位:億円)
項目 | 2025年見通し | 増減率 |
---|---|---|
売上収益 | 11,900 | +1.7% |
製商品売上高 | 10,180 | +2.0% |
Core営業利益 | 5,700 | +2.5% |
Core当期利益 | 4,100 | +3.2% |
売上収益
売上収益は1兆1,900億円(前年同期比1.7%増)と増収を見込んでおります。
このうち、国内製商品売上高につきましては、薬価改定及び後発品浸透の影響による売上高の減少等の一方、新製品のフェスゴ®、ピアスカイ®や主力品の数量伸長により、4,625億円(同0.3%増)と増収を見込んでおります。
海外製商品売上高につきましては、アクテムラ®が減少する一方、ヘムライブラ®、アレセンサ®やNEMLUVIO®の伸長等により、5,555億円(同3.5%増)と増収を見込んでおります。
その他の売上収益は、1,720億円(同0.4%減)となる見通しです。このうちロイヤルティ及びプロフィットシェア収入は、アクテムラ®に関する収入の減少の一方でヘムライブラ®に関する収入の増加により1,657億円(同12.4%増)となる見込みです。その他の営業収入は、一時金収入の減少により、63億円(同75.1%減)を見込んでおります。
Core営業利益、Core EPS
上記の売上収益の見通しに続き、製品別売上構成比の変化等により、製商品原価率は前年同期比0.4ポイントの改善となる33.5%を想定しており、売上総利益は8,490億円(前年同期比2.0%増)となる見通しです。
研究開発費は1,780億円(同0.6%増)、販売費及び一般管理費は1,010億円(同1.2%減)といずれも前年同期と概ね同水準を見込んでおります。
これによりCore営業利益は5,700億円(同2.5%増)、Core当期利益は4,100億円(同3.2%増)となる見通しです。また、Core EPSは250.00円(同3.6%増)を見込んでおります。