会社の歴史

会社って、どうやって誕生(たんじょう)するのだろう。このサイト「そうぞうLABO」を運営している中外製薬の例を見てみよう。

中外製薬はどのように誕生したの?

1923年(大正12年)におこった関東大震災では、多くの死者・行方不明者がでて、さらに東京日本橋のくすり問屋街が焼失したため、深刻(しんこく)なくすり不足となったんだ。それを目の当たりにして、創業者(そうぎょうしゃ)の上野十蔵(うえの じゅうぞう)がくすり不足を解決するために会社をつくった。世の中で起こったできごとがきっかけで、会社がつくられたんだね。
社名にある「中外」は、「中=日本、外=海外」つまり「国内と国外」という意味。「良いくすりを海外から日本に広め、やがては日本のくすりを海外にとどけたい」という願いがこめられているんだ。

スイスの会社との協力体制がスタート!

2001年、中外製薬とスイスのくすりの会社のロシュ社は“アライアンス”契約(けいやく)を結んで、2002年に新しい中外製薬が誕生したんだ。アライアンスとは、複数の会社がそれぞれの会社のさらなる成長・発展(はってん)を目指して協力体制を組むこと。アライアンスによって、ロシュ・グループのくすりが日本の患者(かんじゃ)さんが国内で使えるようになったり、中外製薬が開発したくすりを世界中にとどけたりすることができるんだ。