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病気ってなんだろう?

みんなはどんな答えを見つけるのかな?考えてみよう!

「病気ってなんだろう?」には、算数のような正解がない。ふだんはあまり気にしない。でも、いろいろな人と話し合うことでほかの人の考えにヒントがかくれているかもしれない。自分で病気のことを調べたり、病気をもつ人の気持ちを想像したりすると、答えがみつかるかもしれないよ。

高祖 さんの写真
高祖 常子さん(子育てアドバイザー)

病気ってなんだろう。一言で説明するのはとてもむずかしいですね。でもそれを考えることがとても大事だと思います。自分が病気になったら、友だちが病気になったら、親や大事な人が病気になったら…。病気になってみて初めて分かることもたくさんあるけれど、病気になっていない人たちも病気のことを考えるために、病気について知ることが大事なのだと思います。全部を理解することなんて無理です。でも「知ろうとする」ことが、病気で苦しんでいる人たちとの心の距離(きょり)をちぢめてくれるのではないでしょうか。

住田さんの写真
住田 昌治さん(横浜市立日枝小学校 校長)

みなさん、元気で過ごしていますか?こまっていることや、つらいことはありませんか?

おなかがいたくなったり、頭がいたくなったり、なんとなく体がだるくなったり、元気がなくなったりすることがありますよね。そんな時、みんなといっしょに遊びたい、いつものようにおいしい食事をしたい、このつらい状態から早く抜け出したいと思いますよね。
でも、元気な時には病気になることは考えられなくて、夜おそくまで起きたり、無理をしたりしてしまいますね。みなさんがいつも笑顔で元気に過ごすためには、どうすればいいと思いますか?

正しい生活リズムをしていても病気になることがあります。すぐに元気にもどれない病気もあります。自分がそういう病気になったら、どんなふうにしてほしいと思いますか?お友達がそういう病気になったら、どんなふうにすればいいと思いますか?

小学校養護教諭(東京都)

私は保健室の先生です。みなさんは、保健室に行ったことがありますか。保健室には、ケガをした人、おなかが痛い人、熱が出た人などがやってきます。けがや病気になると、からだがつらくなるだけでなく、心配や心細さで気持ちも弱ってしまいます。

保健室には、元気な人もたくさんやってきます。お友だちの付きそいで来る人、保健室で休んでいるお友だちを心配して来る人などです。弱っている時にお友だちがそばにいてくれると元気づけられますね。だから今度は自分がそうやってお友だちを元気づけたいと感じている人が多くいます。

けがや病気はできることなら避けたいことですが、「自分ができること」「人の助けになること」を考え行動するきっかけとなって、自分だけでなくみんなのことを考えられるようになるかもしれません。そうやって成長していくみなさんは、とてもすてきだと思います。