活動レポート

中学校1~3年生向け

見えないタンパク質を見てみよう

開催日時:2026年9月27日(日)13:30~15:00

2026年9月27日、横浜市立大学の科学倶楽部を講師に迎え、中学生を対象にした実験教室を開催しました。日常の食事に含まれる栄養素の一つである「タンパク質」に着目し、実際に研究所や大学などでも用いられる実験器具や考え方に触れながら、見ただけではわからない卵白中のタンパク質量を推定しました。

使用器具の練習と実験

初めに、食事に含まれる五大栄養素について学びました。その後、卵に含まれる「タンパク質」を題材に、物質の量や濃度を数値で調べる「定量化」について説明を受けました。

続いて、今回の実験で大切な役目を担う器具、マイクロピペットの操作を練習しました。マイクロピペットは微量の液体を正確に測りとるための器具です。正確な実験結果を得るためには、適切に操作することが重要です。参加者は、モニターの資料と手元のワークシートを参考にしながら練習をし、講師とアシスタントにサポートのもと、安心して使えるようになりました。全員が操作をできるようになってから、保護具を着用して実験に入りました。

まず、タンパク質を含む溶液に試薬を加えると色が変化する「ビウレット反応」とを観察しました。次に、濃度の異なるコラーゲンペプチド水溶液を段階的に調製し、タンパク質の濃度に応じて、色が変化することを確かめました。この水溶液を、濃度を比較するための「ものさし」として使用しました。

その後、卵白水溶液を調製し、ビウレット反応で色を確認したら、「濃度のものさし」のどの色と近いのかを比較しました。ここで導き出した濃度から、卵白水溶液の濃度との関係を計算し、実際に卵1つ分の卵白に含まれるタンパク質量を推定しました。

この実験を通じて、「濃度のものさし」を使って、濃度のわからない資料の濃度を調べる方法が「比色法」の考え方を学びました。

講座を終えて

今まで学校では触れたことのない器具の使用に苦戦しながらも、タンパク質を含んだものが色の変化として見える形になった様子を観察し、写真に収めたりしながら楽しんで参加していました。今回は、大学生が講師やアシスタントを務め、参加者の質問に答えながら実験をサポートしました。

参加者からは、以下のような感想が寄せられました。

  • 「身近な卵白を使って実験できて楽しかったです」
  • 「色が変わる反応がとてもおもしろかったです」