活動レポート
魚のからだのヒミツをさぐろう
開催日時:2025年12月6日(土)13:30~15:00
2025年12月6日、サイエンスナビゲートの宮崎裕明さんが講師を務める実験教室を開催しました。対象は小学校4年生~6年生の親子で、魚のウロコの形や模様を観察し、魚のからだの中にある「タイのタイ」と呼ばれる特徴的な骨を探しながら、魚のからだのつくりや不思議を学びました。
魚のウロコを調べる
はじめに講師から、ウロコには、からだを守る防御機能や、水流・振動・水圧を感知するセンサー機能があることの説明がありました。そして、骨鱗(こつりん)、円鱗(えんりん)、櫛鱗(しつりん)といった種類やウロコの成長線が魚のおおよその年齢を知る手がかりになるなどの紹介も受けました。
今回の実験では、42種類の魚のウロコが準備され、参加者は自分の好きな魚を選んで顕微鏡で観察し、学習シートにスケッチや特徴を記入していきました。違う種類の魚のウロコを観察することで、大きさ、形、模様の違いがよく分かり、たくさんの気づきがありました。
「タイのタイ」を取り出す
「タイのタイ」とは、胸びれの付け根にある肩甲骨(けんこうこつ)と烏口骨(うこうこつ)の2つの骨のことであり、肩甲骨にある穴が魚の目に、烏口骨が魚のからだに見えることから名づけられた面白い骨です。今回使用するマダイの骨格をヒレやウロコなどの外部骨格と内部骨格に分類した図や、「タイのタイ」の取り出し方の動画をバイオラボの大型モニターで見ながら、2つの骨の取り出しに挑戦しました。参加者は、講師やアシスタントのアドバイスを聞きながら熱心に取り組んでいました。
また、今回の実験では「栽培漁業」で飼育された10cmほどのマダイの稚魚が用意されました。栽培漁業は、育てた稚魚を海に放流し、成長した魚を獲ることから、「水産資源を守る漁業」と言われています。日本は世界でもトップクラスの栽培漁業の技術を持っていること、海には多様な生き物が生息していること、そして海の環境と水産資源を守ることの大切さについてお話がありました。
講座を終えて
参加者からは、「ウロコにいろんな形があって、おもしろかった。」「『タイのタイ』をとるのがこんなにむずかしかったことをしっておどろいた。」「魚のしくみがわかった。」という感想をいただき、保護者からも「食べるだけの魚をいつもと違う視点で向き合えて実際に自分で取り出すことができて嬉しかった。」などの感想をいただきました。