活動レポート

小学校4~6年生向け

身近な川からSDGsについて考えよう

開催日時:2024年4月4日(木)13:30~15:00

2024年4月4日、株式会社共立理化学研究所と共同で、同社の加藤クインさんが講師を務める実験教室を開催しました。対象は小学校4年生~6年生で、身近な川の水質を測る実験を通して、豊かな水資源を守るために今知ること、しらべることを学び、どうしたら守れるかを話し合いました。

「水」に対する認識を変える

地球には一見たくさんの水があるようにみえているが、生活に使える水はほんのわずかしかないこと。また、その大切な水が汚れ、使える量が減ってしまったときに、我々人間をはじめ地球上で暮らす生物にどんな影響がおよぶのか、講師から話を聞きました。その後「パックテスト」という水質を検査する試薬を使って横浜市内を流れる川の汚れ具合を調べる実験をしました。まずは、川の水の濁り具合や臭気などを調べ、パックテストで測定できるCOD(化学的酸素要求量)と呼ばれるきれいな水に戻すために必要な酸素の量を測定しました。

水質検査の実施とグループワーク

予め採取しておいた横浜市内8か所の川の水からひとり2か所ずつを選び、濁りや臭いを記録したのち、パックテストを使って水質検査を行いました。その後、みんなで結果を持ち寄り、私たちの身近な川の現状を全員で話し合いました。「思っていたより汚かった」という参加者がいた反面、逆の感想を持つ人もいて、同じ検査結果であっても一人一人の捉え方が違っていたのは大きな気づきとなりました。最後に、グループワークとして様々な気づきやSDGsにつながる考えをまとめて発表しました。

最後に講師から、私たちの生活で出た汚れた水は大変な手間とお金をかけてきれいにしていることをおしえてもらいました。そして食べ残しや飲み残しをできるだけ下水に流さないように意識し、行動してゆくことが大切であることを学びました。