活動レポート

小学校4~6年生向け

花粉のひみつをしらべよう

開催日時:2023年7月24日(月)13:30~15:00

2023年7月24日、南流山児童センターの館長、小椿清隆さんが講師を務める実験教室を開催しました。対象は小学校4~6年生で、身近な花のおしべとめしべのつくりを観察し、花の種類によって花粉の形が違うことを学びました。

観察に使った花・観察方法

今回は生花店で購入できるホウセンカ、トルコキキョウ、ズッキーニ、ユリの4種の花を用意しました。それらの花のおしべやめしべのつくりを観察し、「観察シート」にスケッチしました。また、おしべから綿棒を使って花粉をスライドグラスに移しとり、顕微鏡でその形を観察しました。顕微鏡で観察した花粉はその形を一人ひとりでスケッチするとともに、モニターに映し出されたものを皆で観察してその特徴を話し合いました。

実験でわかったこと

ホウセンカ、トルコキキョウ、ユリは一つの花の中に1つのめしべといくつかのおしべがありました。一方、ズッキーニの花にはおしべ、または、めしべのどちらか一方しかなく、それぞれを、雄花、雌花と呼ばれることを学びました。
花粉の顕微鏡観察では、ズッキーニとトルコキキョウはともに丸い形をしていましたが、ズッキーニでは表面に多数のトゲがあるのに対し、トルコキキョウはなめらかでした。ホウセンカの花粉の形は長方形にちかく、花粉管という管を伸ばしているものも観察できました。ユリの花粉は倍率を高くして観察すると、非常に小さな粒が集まっていることが観察できました。

実験を終えての感想

参加者からは、以下のような声が寄せられました。

  • ユリやホウセンカなど、種類によって花の形が違うことは以前から見慣れていたが、おしべやめしべのつくりにも違いがあることは発見だった
  • 顕微鏡を使った観察で花粉のトゲや花粉管などを自分の目で見ることができて良かった