中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。

2024年02月01日

  • 経営・財務

研究子会社Chugai Pharmabody Research Pte. Ltd.の事業期間の期限撤廃および機能拡充のお知らせ

  • シンガポールにある研究子会社Chugai Pharmabody Research Pte. Ltd.を恒久的な海外創薬研究拠点として、事業期間の期限を撤廃し、中分子創薬機能の拡充を決定
  • 抗体エンジニアリング技術や中分子創薬技術を用いた連続的な開発プロジェクト創出を目指す

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:奥田 修)は、シンガポールの研究子会社Chugai Pharmabody Research Pte. Ltd.(以下、CPR)における事業期間の期限撤廃および中分子創薬機能の拡充を決定しましたので、お知らせいたします。

 今回の決定は、成長戦略「TOP I 2030」で掲げる世界最高水準の創薬の実現に向け、中外製薬グループの創薬力のさらなる向上を目的として、2026年までとしていたCPRの事業期間の期限を撤廃し、恒久的な海外創薬研究拠点と位置付けるとともに、機能拡充に伴うシンガポール国内での研究施設の移転を行うものです。CPRは、中外製薬グループの有する革新的な抗体創製技術を活用し、新規抗体医薬品の創製に特化した研究を行うことを目的として2012年に時限措置を設け、設立されました。当初、2016年までの5年間の活動を予定していましたが、その後2026年まで活動期間を延長し、新規の抗体創製技術の開発や中分子医薬品の創製にも着手してきました。

 CPRではこれまで、抗体エンジニアリング技術を用いたプロジェクトの連続創出を目指し、クロバリマブをはじめとする10の開発候補抗体の創製に貢献し、当社抗体技術の価値最大化に寄与してきました。同時に、中外製薬グループが第三の柱として注力する中分子創薬技術においても、スクリーニングプラットフォームを構築し、複数のリード化合物の創製、パイプラインの拡大に貢献してきました。今般、中外の強みである抗体や中分子の継続的な開発およびパイプラインのさらなる拡大を目的に、ペプチドの化学合成等、CPRの中分子医薬品創出における機能拡充、および研究施設を移転いたします。事業継続と機能拡充により、シンガポールの研究機関との協働によるオープンイノベーションをさらに加速させ、さらなる技術開発やシンガポール発の新薬候補の連続的な創出に加え、同国のサイエンスエコシステムの発展に貢献していきます。

 今回の研究所移転に伴い、施設リノベーション等の移転に関する費用として、20百万シンガポールドル(SGD)の中外製薬株式会社からの増資を含む60百万SGDの投資を決定しました。この増資により、CPRの資本金は21.5百万SGDになる予定です。

上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。

【CPRの概要について】

  1. 会社名:Chugai Pharmabody Research Pte. Ltd.
  2. 事業内容:医薬品候補の創製業務の受託
  3. Chairman:Sir David Lane
  4. 取締役CEO:嶋田 英輝
  5. 従業員数:150人 2024年1月1日現在(2027年:181人予定)

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

  • 報道関係者の皆様
  • メディアリレーションズグループ
  • Tel:03-3273-0881
  • mailto: pr@chugai-pharm.co.jp
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  • Tel:03-3273-0554
  • mailto: ir@chugai-pharm.co.jp
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