中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。

2023年12月19日

  • 研究開発
  • 経営・財務

イノベーション創発の加速に向け、創薬スタートアップ企業への投資活動を開始

  • ライフサイエンス研究の中心地ボストンエリアで10年以上CVC経験を持つヘッドを中心に体制を整備
  • 2024年より本格始動。ベンチャー企業への毎年継続的な投資により当社独自の創薬エンジン加速を目指す

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:奥田 修)は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)である米国子会社Chugai Venture Fund, LLC(中外ベンチャーファンド、CVF)が、元グローバル製薬大手でCVCの要職を務めたヘッドを中心に、ボストンエリアに総額200百万米ドルのベンチャーファンドの体制を構築し、2024年より本格的な投資活動を開始することをお知らせいたします。

 オープンイノベーション強化により、R&Dコア・コンピタンスを拡大し、R&Dアウトプットの質向上と連続的なイノベーションの創出を目指す中外製薬において、CVFはその一翼を担います。CVFは各分野で専門性を持つ4名からなり、ヘッドを務めるJohn Gustofsonは元グローバル製薬大手でCVCマネージングディレクターを長年務め、イノベーションハブであるボストンエリアでの豊富なCVC経験を有します。CVFの本格活動開始により、米欧の黎明期の技術・知見へのアクセスが強化されます。2024年1月に米国で開催される第42回J.P.モルガン・ヘルスケア・カンファレンスを皮切りに、新たな研究開発領域に取り組む企業を探索する投資活動を展開していきます。

 代表取締役社長CEOの奥田 修は、「Chugai Venture Fundが、来月より本格的に投資活動を開始できることを大変嬉しく思います。元グローバル製薬大手でCVCの要職を務めたJohn Gustofsonをヘッドとし、イノベーションハブであるボストンエリアで当社独自の創薬エンジンのさらなる加速を目指します」と述べたうえで、「オープンイノベーションは、中外製薬が掲げる2030年に向けた成長戦略TOP I 2030のキードライバーの一つです。先進的な科学・技術を有する企業・組織と連携し、中外製薬の強みとの融合による新たな価値創造を通じ、世界中の人々の健康に貢献できるよう邁進してまいります」と語っています。

【参考情報】
創薬スタートアップ企業とのイノベーション機会の加速に向け、コーポレートベンチャーキャピタルを設立(2023年6月27日プレスリリース)
https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20230627150000_1308.html

Chugai Venture Fund, LLC(中外ベンチャーファンド、CVF)について
 CVFは、ライフサイエンス業界に革新と変革をもたらす最先端の投資会社で、2023年7月に設立され、2024年1月より米国マサチューセッツ州ボストンエリアにて本格稼働予定です。日本を代表する研究開発型製薬企業である中外製薬の完全子会社として、同社の創薬における高い専門性とグローバルにおける高いプレゼンスの双方を生かし、有望なスタートアップ企業や先進的な技術を発掘します。CVFのミッションは、画期的なアイデア実現を通じ医療と社会の持続的な発展に貢献することです。戦略的な資金提供に加え、技術支援や人的リソースの提供により、画期的な医薬品や医療ソリューションの開発・実用化を加速させる協調的なエコシステムの構築を目指しています。CVFに関するさらに詳しい情報はwww.chugaiventurefund.comをご覧下さい。

John Gustofsonについて
 Chugai Venture Fund, LLC(中外ベンチャーファンド、CVF)のヘッドであるJohn Gustofson(ジョン・ガストフソン)は、これまでにベンチャー・キャピタル投資および事業開発で25年以上の経験を有しています。CVF入社前は、AbbVie Venturesのマネージングディレクターの他、投資先ベンチャー企業で取締役または取締役会のオブザーバーを多数務めました(取締役:Disarm Therapeutics、Caraway Therapeutics、Ribometrix、取締役会のオブザーバー:Ribon Therapeutics、Palleon Pharmaceuticals、Calimmune、Kala Pharmaceuticals)。それ以前は、アストラゼネカやボストンエリアに拠点を有するライフサイエンス企業(Altus Pharmaceuticals、Therion Biologics、Boston Life Sciences)で事業開発の役職を歴任しました。ライフサイエンスのコンサルティングにも3年間従事しています。

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

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  • mailto: pr@chugai-pharm.co.jp
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