中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。
2019年06月03日
遺伝子変異解析プログラム「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」発売および検査受託開始のお知らせ
中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:小坂 達朗)は、次世代シークエンサーを用いた遺伝子変異解析プログラム「FoundationOne® CDx がんゲノムプロファイル」(以下、本プログラム)について、本日発売したことをお知らせいたします。あわせて本日より、株式会社エスアールエルにより検査の受託が開始されます。
本プログラムは、固形がんに対する遺伝子変異解析プログラム(がんゲノムプロファイリング検査用)および体細胞遺伝子変異解析プログラム(抗悪性腫瘍薬適応判定用)の2つの機能をあわせ持つ、国内で初めてのがん遺伝子パネル検査として、昨年12月27日に厚生労働省より製造販売承認を取得しました。
代表取締役社長 CEOの小坂 達朗は、「がんの個別化医療に新たな展開をもたらす『FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル』を、患者さん、医療関係者の皆さんにお届けできることを大変嬉しく思います」と述べるとともに、「本プログラムを通じて患者さん一人ひとりに最適な治療へのアクセスを促進し、患者さん中心の高度で持続可能な医療の実現に一層取り組んでまいります」と語っています。
本プログラムは、米国のファウンデーション・メディシン社により開発された、次世代シークエンサーを用いた網羅的がん関連遺伝子解析システムです。患者さんの固形がん組織から得られたDNAを用いて、324の遺伝子における置換、挿入、欠失、コピー数異常および再編成などの変異等の検出および解析、ならびにバイオマーカーとして、マイクロサテライト不安定性(Microsatellite Instability: MSI)の判定や腫瘍の遺伝子変異量(Tumor Mutational Burden: TMB)の算出を行います。また、国内既承認の複数の分子標的薬のコンパニオン診断として、適応判定の補助に用いることが可能です。
オンコロジー領域のリーディング企業である中外製薬は、網羅的ゲノムプロファイリングの普及を通じ、がん領域におけるより高度な個別化医療を実現し、患者さんおよび医療関係者に貢献できるよう取り組んでまいります。
【ご参考】
「FoundationOne® CDx がんゲノムプロファイル」に関する業務提携契約締結について(2019年3月19日プレスリリース)
https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20190319150000_830.html
製品情報
製品名 | FoundationOne® CDx がんゲノムプロファイル | |||||||||||||||||||
一般的名称 |
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承認日 | 2018年12月27日 | |||||||||||||||||||
使用目的又は効果 |
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承認条件 |
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上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。
以上
本件に関するお問い合わせ先:
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