RSE101CT試験に参加されている患者さんへ
ROSE12とアテゾリズマブの併用療法
又はROSE12とペムブロリズマブの併用療法
特に注意を要する副作用
以下の症状が1つでもあらわれた場合、
病院に連絡してください。
- 下痢(1日4回以上の排便や水様性の下痢)
- 激しい腹痛
- 息切れや咳
- 高熱(38.5℃以上)
- 激しい頭痛
- 強い吐き気・嘔吐
- 皮膚の広範囲の発疹や水疱
- 重度の倦怠感や脱力感
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
- 意識がもうろうとしている
- 手足に力がはいらない
1大腸炎、重度の下痢
大腸の炎症や、それによる重度の下痢が起こることがあります。
初期症状は、下痢、腹痛、血便です。
代表的な症状
排便回数が1日4回以上に増えた場合には、病院に連絡してください。
- いつもより排便回数が多い
- 便が泥状や水のようになっている
- 便に血が混じる
- 腹痛がある
2間質性肺疾患(肺臓炎)
肺胞(空気中の酸素を血液に取り込む器官)の壁やその周辺に、炎症が起こる病気です。肺胞やその周辺に炎症が起こると血液に酸素が取り込めず、呼吸が苦しくなります。
肺臓炎は重症化した場合、命にかかわることもありますので注意が必要です。
代表的な症状
これらの症状に気付いたら、すぐに病院に連絡してください。
- 息切れ、息苦しい
- 咳がでる(特に痰のない乾いた咳)
- 胸の痛み
- 発熱
3肝機能障害、肝炎
肝臓の機能が低下したり、肝臓に炎症が起こる病気です。
血液検査で、肝機能検査値(AST、ALT、γ-GTP、ビリルビンなど)が基準値より高くなります。
代表的な症状
- 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)
- 腹痛
- 吐き気や嘔吐がある
- いつもより疲れやすい
- 皮膚がかゆい
- 青あざができやすい、出血が止まりにくい
- 尿が茶褐色である
4重度の皮膚障害
皮膚や粘膜など、全身に広がるような重度の皮膚症状が起こることがあります。
代表的な症状
- 発熱
- 広範囲にわたり皮膚が赤くなる
- 水ぶくれ
- 皮膚・粘膜のはがれ、ただれ、痛み
- 皮膚がかゆい
5甲状腺機能障害(甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症)
甲状腺に炎症が起こり、甲状腺ホルモンが過剰になる、または低下する病気です。
血液検査で、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、FT3・FT4(甲状腺ホルモン) などの測定を行い、診断します。
代表的な症状
- いつもより疲れやすい
- 体重が減るまたは体重が増える
- 動悸
- 汗を多くかく
- 手の震え
- 気分の変動がある
- 脱毛
- 便秘
- 頭痛
6副腎機能障害(副腎機能不全)
副腎に炎症が起こり、副腎の機能が低下する病気です。
血液検査で、副腎から分泌されるホルモンである、副腎皮質ホルモン(コルチゾールなど)の測定を行い、診断します。
代表的な症状
- 体がだるい
- 意識がうすれる
- 血圧の低下、めまい
- 落ち着きがなくなる、気持ちが高ぶる
- 皮膚の黒ずみ
- 塩分を欲する
- 吐き気や嘔吐がある
- 食欲がない
7下垂体機能障害(下垂体炎)
ホルモンの働きをコントロールしている脳下垂体に炎症が起こり、その働きが低下する病気です。血液検査値で、脳下垂体から分泌されるホルモンであるACTH(副腎皮質刺激ホルモン)やTSH(甲状腺刺激ホルモン)などの測定を行い、診断します。
代表的な症状
- 頭痛
- 体がだるい、疲れやすい
- 口が渇く
- 尿の量や回数が増える
- 物が見えにくい
8脳炎、髄膜炎、脊髄炎
脳や脊髄、これらを覆う髄膜に炎症が起こる病気です。
代表的な症状
- 発熱
- 頭痛
- 吐き気や嘔吐がある
- 首の痛み、首のこわばり
- 意識がはっきりしない、考えがまとまらない
- 痙攣
- 両足のしびれ、両足が動かしづらい
- 失神(意識を失う)
9神経障害(末梢神経障害、ギランバレー症候群など)
神経に炎症が起こり、全身の筋肉を動かす運動神経や皮膚の感覚などを伝える感覚神経、内臓の働きを調節する自律神経などの働きが悪くなる病気です。症状がひどくなると食べ物が飲み込みにくくなったり、呼吸が苦しくなることもあります。
代表的な症状
- 手足がしびれる、ズキズキ痛む
- 手足に力が入らない
- 手足の感覚がなくなる
- 物がつかみづらい
- 歩行時につまづく
10筋炎、横紋筋融解症、重症筋無力症
筋肉の細胞が壊れることにより、痛みを感じたり、力が入らなくなる病気です。
血液検査で、クレアチンキナーゼやミオグロビンが基準値よりも高くなります。
代表的な症状
- 筋肉痛
- 手足に力が入らない
- 尿が褐色になる
- 吐き気や嘔吐がある
11腎機能障害、腎炎
腎臓に炎症が起こり、腎臓の機能が低下する病気です。
血液検査では、クレアチニンなどの増加がみられます。
代表的な症状
- 尿量が減る、尿が出ない
- 尿の色が普段と異なる
- 骨盤部の痛み
- むくみ、体重増加
- 発熱
- 体がだるい
- 食欲がない
12心筋炎
心臓の筋肉(心筋)に炎症が起こり、心臓の機能が低下する病気です。
血液検査で、クレアチンキナーゼが基準値よりも高くなります。
代表的な症状
- 体がだるい
- 胸の痛み
- 心拍の乱れ
- 息切れ
- 足首のはれ
13膵炎
膵臓に炎症が起きる病気です。
血液検査で、アミラーゼやリパーゼが基準値よりも高くなります。
代表的な症状
- 腹痛
- 吐き気や嘔吐がある
- 発熱
- 背中の痛み
141型糖尿病
膵臓からインスリンが分泌されなくなり、血糖値が高くなり、1型糖尿病を発症することがあります。急速に進行する場合があり、吐き気や嘔吐があらわれた後、数日で意識障害があらわれることがあります。インスリン注射による治療が必要になることもあります。
代表的な症状
- 口やのどが渇きやすい
- 水を普段より多く飲む
- 尿の量や回数が増える
- 疲れやすい、体がだるい
- 吐き気、嘔吐
- 意識がはっきりしない
15重度の血液障害
血小板数が減少することで出血しやすくなったり、赤血球が壊れやすくなり重い貧血になったり、白血球や好中球が減少することで重い感染症につながる場合があります。
代表的な症状
- 点状や斑状の皮下出血
- 鼻血が出やすくなる
- 顔色が悪くなったり、皮膚が青白く見える
- 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)
- 体の力が入らない、ふらつき
- 疲れやすい
- 発熱
説明文書・同意文書も
あわせてご参照ください。