もうひとつのスポーツ
昨今、スポーツの関心が高まり、障がい者のトップアスリートが活躍するスポーツもメディアで取り上げられる機会が増えた。一流のアスリートが活躍するスポーツに私たちが気軽に参加することは難しい。そんな中、障がいのある人もない人も子どもやお年寄りも、誰でも楽しむことができるスポーツが次々と生まれてきており、最先端の技術を使って行うものもある。「もうひとつのスポーツ」では、まだあまり知られていないスポーツの面白さや魅力を紹介する。
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車椅子ソフトボール
「もう一度、野球をやりたい」 日本の車椅子ソフトボールの歴史は、ひとりの元高校球児のこの言葉から始まった。北海高校(北海道)野球部出身の飛島大輔である。彼は高校卒業後、交通事故で車椅子生活となった。
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アンプティサッカー
1980年代、アメリカで負傷兵のリハビリの一環として始まったと言われる「アンプティサッカー」。現在、世界42カ国で行なわれている。特にトルコではプロリーグが存在するほど盛んだ。
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ゆるスポーツ
いま、日本で新しいスポーツが次々に生まれているという。手にツルツルのハンドソープをつけてハンドボールをする「ハンドソープボール」、専用のイモムシウェアを着てほふく前進や転がりながら移動する「イモムシラグビー」。
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サイバスロン
激しい凹凸や傾斜のあるコースを一心に進む4機の電動車いす。ハイテク車いすレース決勝の終盤、リードするのは四肢麻痺の香港人女性選手。だが最後の難関、階段の上り下りではキャタピラ状の車輪が思い通りに動かない。