2019年10月26日

安全な施設分娩の促進(2019年度)

ミャンマーでの安全な施設分娩に向けた環境整備の支援

グローバルヘルス

搬送基金管理委員会の様子

中外製薬は2018年11月より、AMDA-MINDS (AMDA-Multisectoral and Integrated Development Services) *1との連携によって、ミャンマーのパウッ郡において安全な施設分娩をサポートする自立的な仕組みの構築を支援する活動に取り組んでいます。

本活動の開始計画は安全な施設分娩の促進(2018年度)を参照ください。


2019年の活動内容

2019は年10月26日から11月2日にかけて社員が現地を訪問し、適切なニーズ把握のため、ヒアリングを実施しました。活動を行うにあたっては、患者さんや医療関係者、現地保健局の意見・要望収集にも積極的に取り組んでいます。

1.搬送基金の設立
本活動では妊産婦が緊急時に病院へアクセスできる体制を構築するため、住民と共同のマッチングファンドによる搬送基金を各集落に設立し、その数は21に及びました。これら基金は持続性を持たせるため、無利子の緊急搬送経費融資に加え、有利子のビジネス融資を行うことにより目減りを押さえたものとなっています。この基金を住民が自ら管理運営するためのトレーニングを実施し、搬送基金管理委員会を通じて資金を提供しました。

2.准助産師を対象とした再教育研修
妊婦の異常症状に対処できるよう、公的ボランティアである准助産師による研修を計5回実施し、毎回約20~30人が参加しました。

3.パウッ郡病院への超音波診断装置(エコー)の供与
超音波診断装置の供与と医師へのトレーニング及びモニタリングによる妊婦の異常症状の早期発見・対処能力の強化を実施しました。

搬送された妊婦からは基金を利用できるようになったことで、病院で安心して出産できるようになったとの声が、出産介助を行う准助産師の方からも異常時に冷静に対処することができたとの声が寄せられました。また、パウッ郡病院に初となる超音波診断装置が2018年に導入されて以来、安全な分娩を促進するための基本的な環境が整備されたため、外傷があった妊婦について事前に危険性を予測し、病院に搬送することで無事に出産することができた例の報告がありました。

なお、妊婦以外の住民の緊急時に備え、応急手当などの研修も実施し、計1,264人が参加されました。こうした地域住民の主体的な参加と学習に向けた支援も行っています。

こうした活動は、持続可能なソリューションを提供するという中外製薬のミッションに繋がると考えています。

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パウッ郡病院

*1 岡山市に本拠を置くGlobal Healthに取組むNGO(https://www.amda-minds.org/

 

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