気候変動リスクの低減

中外製薬グループは、気候変動を地球環境保全のための重大な課題の一つと考え、GHG*1排出量の削減に取り組んでいます。この取り組みの一環として、エネルギー消費量の削減、営業車両へのエコカー*2導入の推進、2020年を目標年とする特定フロン*3全廃に向けた使用量削減の取り組みなどを行っています。

  • *1 GHG:Greenhouse Gas(温室効果ガス)
  • *2 エコカー:ハイブリッド車、高燃料効率車
  • *3 特定フロン:クロロフルオロカーボン(CFC)、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)

GHG排出量の削減

環境パフォーマンスデータの第三者検証

中外製薬グループは、透明性・信頼性の高い環境情報を開示することは重要であると考え、2017年度のエネルギー起源のGHG排出量(スコープ1*4, 2*5およびスコープ3*6 カテゴリ5(廃棄物)*7および6(出張)*8)について、ビューローベリタスジャパン(株)による第三者検証を受けました。その結果、これらのデータについて、限定的保証を受けました。今後も、透明性・信頼性の高い情報を開示していくとともに、第三者検証を有効に活用し、環境マネジメントの継続的な改善を進めていきます。

  • *4 直接的な燃料使用に伴う排出量
  • *5 エネルギー起源の間接排出量(他社から供給をされたエネルギーの生成に伴う排出量)
  • *6 スコープ1, 2以外の間接排出量(事業活動に伴う他社の排出量)
  • *7 事業活動から排出された産業廃棄物の処分と処理に伴うGHG排出量
  • *8 出張のうち航空機利用に伴うGHG排出量を算定

GHG排出量

スコープ1, 2およびスコープ3排出量はそれぞれ、46,032トン、54,999トンおよび5,037トンでした。スコープ1排出量は、エネルギー起源の直接排出量を算定していて、ガソリン、軽油、A重油、都市ガス、LPGが含まれています。スコープ3カテゴリ5排出量は産業廃棄物の処分と処理に伴うGHG排出量を、カテゴリ6排出量は出張のうち航空機利用に伴うGHG排出量を算定しています。
なお、エネルギーおよびCO2排出量算定に用いた各種係数はデータ集に掲載しています。

GHG排出量

機能別GHG排出量(スコープ1, 2)

最も排出量の多い機能は工場で52,503トン、次いで研究所41,165トン、支店5,811トン、物流569トン、本社555トンとなっています。

機能別GHG排出量(スコープ1, 2)

エネルギー種別GHG排出量(スコープ1, 2)

最も排出量の多いエネルギー種は電力で54,999トン、次いで都市ガス40,693トン、ガソリン4,186トン、軽油543トン、重油108トン、LPG74トンとなっています。

エネルギー種別GHG排出量(スコープ1, 2)

スコープ1, 2排出量の推移

スコープ1, 2排出量は2016年差728トン増の100,604トン、従業員一人当たりのCO2排出量は2016年差0.2トン減の13.6トン/人でした。スコープ2は33トン減の54,999トンでしたが、都市ガス使用に由来するCO2排出量が1,008トン増加し、結果としてスコープ1が760トン増加し45,605トンとなったことがスコープ1, 2排出量増加の要因です。

CO2排出量

エネルギー消費量の削減

中期環境目標におけるエネルギー消費量の削減目標は「従業員1人当たりのエネルギー消費量の2010年比(350GJ/人)20%削減」としています。
2017年のエネルギー消費量については数値目標を設定しておりませんが、継続して削減に努めることとしました。中期環境目標達成に向けた2017年の進捗状況は、総エネルギー消費量は2010年比9%減の218.5万GJ、従業員1人当たりのエネルギー消費量は17%減の296GJ/人でした。総エネルギー消費量は2016年比では0.7%増でした。これは総エネルギー消費量の中で占める割合の大きな都市ガスの使用量が、2016年比2.5%増加したことが主な要因です。

エネルギー消費量

節電対策

中外製薬グループは、年間を通じた節電対策に取り組んでいます。2017年夏季(6月~9月)のクールビズおよび冬季(1月~3月、12月)のウォームビズの取り組みにより、本社・支店(テナントオフィス)および中外物流では2016年比1%減の5,239 MWhでした。研究所・工場(大口5事業所)では2016年比23 MWh減の124,783 MWhであり、全社でも178 MWh減の130,022 MWhとなりました。

電力使用量

フロン類の使用中止/転換

中外製薬グループは、温暖化係数が高くオゾン層破壊作用を有する特定フロンを使用する機器を2020年までに撤廃することを目標としています。
オゾン層破壊作用軽減フロンを使用する機器への転換活動を進めていて、2017年の機器充てんされているCFC、HCFCの総量(保有量)は2016年差846 kg減の4,646 kgでした。少しずつではありますが、特定フロン全廃に向けた使用量削減に取り組んでいます。なお、機器に補てんした漏洩フロン量(2016年に補てんしたCFC、HCFCの量)も厳密に確認しています。

CFC、HCFC保有量の推移

エコカー導入状況

中外製薬は、2003年に営業車両へのハイブリッドカーの導入を開始し、2006年には「2012年末までに営業車両へのハイブリッドカー比率を50%にすること」を目標として導入比率を引き上げてきました。2014年にはエコカー導入比率60%以上、および2020年までの燃費目標16 km/L以上を改めて設定し、さらなる効率化を図っています。
2017年末の営業車両のハイブリッドカーおよび高燃料効率車の合計は累計1,413台、導入比率は78%になり、目標である50%以上を維持しました。一方、平均燃費は14.2 km/Lとなり、目標である16 km/L以上を達成できませんでした。

営業車両へのエコカー導入の推移

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環境保全および安全衛生への取り組み

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