2017年11月14日

中外製薬から太陽ファルマへの
長期収載品13製品の製造販売承認譲渡について

会社名 中外製薬株式会社
代表者名 代表取締役会長 永山 治
(コード番号 4519 東証一部)
問合せ先 広報IR部長 内田 誠彦
(TEL 03-3273-0881)
会社名 太陽ホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 佐藤 英志
(コード番号 4626 東証一部)
問合せ先 執行役員管理本部長 尾身 修一
(TEL 03-5999-1511 (代表))

中外製薬株式会社(以下、「中外製薬」)と太陽ホールディングス株式会社(以下、「太陽HD」)は、このたび、中外製薬が日本において製造販売を行っている下記の長期収載品13製品(以下、「本件対象資産」)について、中外製薬及びF. Hoffmann-La Roche Ltdより製造販売承認、製造販売権等を、太陽HDの子会社である太陽ファルマ株式会社(以下、「太陽ファルマ」)へ譲渡することについて合意しましたのでお知らせいたします。

中外製薬は、「すべての革新は患者さんのために」の事業哲学のもと、革新的な新薬の提供を通じて患者さん及び医療への貢献を目指しています。今般、イノベーションをもたらすための活動により一層注力するべく、長期収載品を譲渡することとしました。本譲渡により、競争優位を保持する源泉となる事業及び製品への資源配分を最適化することで、今後の持続的な成長に繋げていきます。

太陽HDは、本年6月7日に発表しました中期経営計画「NEXT STAGE 2020」に記載のとおり、プリント配線板用部材事業への依存度が高く、新規事業の開発が急務であったところ、医療・医薬品事業が有望であると考え、ここ数年、実行可能性の調査・検討を行なっておりました。本年8月2日には、100%子会社として医薬品事業を行う太陽ファルマを設立し、本譲受の準備を進めてまいりました。本譲受を参入の足掛かりとし、今後、本格的に医薬品事業を展開する所存です。

本件対象資産の13製品については、医薬品の安定供給を鑑み、今後しばらくの間、中外製薬の製品が流通します。2018年4月以降、順次中外製薬から太陽ファルマへ製造販売承認を譲渡する予定です。

太陽HD及び太陽ファルマ並びに中外製薬は、本件対象資産の円滑な製造販売承認の譲渡と販売移管に向けて協働してまいります。また、製造販売承認の譲渡及び販売移管の手続きが完了するまでの間、太陽ファルマ及び中外製薬は連携し、製品情報の提供及び適正使用の推進に向けた活動を実施してまいります。

本件が中外製薬の2017年12月期の連結業績に与える影響は想定しておりません。2018年12月期の連結業績への影響については、2018年2月に予定している2017年12月期決算発表において、業績予想に含めて公表いたします。

本件による太陽HDの2018年3月期の連結業績への影響は現在精査中です。確定次第、業績予想の修正の開示が必要となる場合は速やかにお知らせいたします。

本件対象資産について
以下の販売名の全剤形が譲渡の対象となります。

販売名 薬効分類
1 バクトラミン® 合成抗菌剤/カリニ肺炎治療剤
2 ジゴシン® ジギタリス配糖体製剤
3 オイグルコン® 経口血糖降下剤
4 フルツロン® 抗悪性腫瘍剤
5 グリセオール® 頭蓋内圧亢進・頭蓋内浮腫治療剤/眼圧降下剤
6 カイトリル® 5-HT3受容体拮抗型制吐剤
7 マドパー® パーキンソニズム治療剤
8 塩酸プロカルバジン 抗悪性腫瘍剤
9 ピドキサール® 活性型ビタミンB6製剤
10 レスプレン® 鎮咳・気道粘液溶解剤
11 リボトリール® 抗てんかん剤
12 ロセフィン® セフェム系抗生物質製剤
13 チガソン® 角化症治療剤

以上

中外製薬について
中外製薬は、医療用医薬品に特化し東京に本社を置く、バイオ医薬品をリードする研究開発型の東京証券市場一部上場の製薬企業であり、ロシュ・グループの重要メンバーとして、国内外で積極的な医療用医薬品の研究開発活動を展開しています。特に「がん」領域を中心に、アンメット・メディカルニーズを満たす革新的な医薬品の創製に取り組んでいます。
国内では、御殿場、鎌倉の研究拠点が連携して創薬研究活動を行う一方、浮間では工業化技術の研究を行っています。海外では、シンガポールに拠点を置く中外ファーマボディ・リサーチが革新的な抗体創製技術を駆使し新規抗体医薬品の創製に特化した研究を行っています。また、米国と欧州では、中外ファーマ・ユー・エス・エー中外ファーマ・ヨーロッパが臨床開発活動を行っています。2016年の連結売上高は4,918億円、営業利益は806億円(Coreベース)でした。
中外製薬に関するさらに詳しい情報はhttps://www.chugai-pharm.co.jp/をご覧ください。

太陽HDについて
太陽HDは、東京に本社を置き、PWB(プリント配線板)用部材を始めとする電子部品・半導体用化学品の製造販売に関する事業を行っております。PWBは、パソコン、スマートフォン、タブレット端末等のIT機器や薄型テレビ、カーエレクトロニクス製品を始めとするデジタル家電及び車載用電子機器等のあらゆるエレクトロニクス製品に利用されており、そのPWBに欠かせないSR(ソルダーレジスト)で当社グループは、世界シェアトップクラスを誇っています。積極的なグローバル展開により、アジア・米国等に拠点を設け、現在では、太陽HDの海外売上高比率は約80%に達しており、世界の電子機器の旺盛な需要拡大、様々な環境変化に対応し、常に優れた製品の供給とサービスの提供に取り組んでおります。
2017年3月期の連結売上高は479億円、営業利益は92億円でした。
太陽HDについての詳細はhttp://www.taiyo-hd.co.jp/をご覧ください。

太陽ファルマについて
太陽ファルマは2017年8月2日に、太陽HDの100%出資子会社として設立されました。本譲受を医薬品事業への参入の足掛かりとし、今後、医薬品事業の展開・拡大を通じて社会に貢献してまいりたいと考えております。

本件に関するお問い合わせ先
中外製薬株式会社 広報IR部 メディアリレーションズグループ
Tel: 03-3273-0881
Email: pr@chugai-pharm.co.jp

太陽ホールディングス株式会社 経理財務部 経営企画課
Tel: 0493-61-2706
Email: ir.contact@taiyo-hd.co.jp

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