中外製薬

参考資料  
  2007年6月8日

MabTheraが化学療法単独と比較してアグレッシブ非ホジキンリンパ腫患者の生存期間を有意に延長、より多くの患者を治癒させる


主要な試験の7年目のフォローアップで、より多くの患者がMabTheraによって現在も生存することを確認

   

参考資料


当参考資料は、F.ホフマン・ラ・ロシュが2007年6月4日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースを、戦略的アライアンスを締結している中外製薬が翻訳版として、報道関係者の皆様に提供させていただくものです。
従いまして、日本国内と状況が異なる場合があること、また、正式言語が英語であるため、表現や内容につきましては英文プレスリリースが優先されますことをご留意下さい。
英文プレスリリースは、http://www.roche.com/home/media/med-cor.htmをご参照下さい。

MabTheraについて
日本での効能・効果は「CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫」、販売名は「リツキサン®注10mg/mL」です。


2007年6月4日 バーゼル発

過去7年間にわたり革新的ながん治療薬MabThera(rituximab)による治療を受けたアグレッシブ非ホジキンリンパ腫(NHL)患者の転帰を追跡するフォローアップ解析から、素晴らしい結果が明らかになりました注1

最初の主要な第III相臨床試験に対する解析では、MabTheraによる治療を受けた患者の半数以上(53%)が7年を過ぎた現在も生存していたことが明らかになりました。一方、化学療法のみを受けた患者の生存率は1/3(36%)に過ぎませんでした。これは、MabTheraによってアグレッシブNHL患者100名あたり、さらに17名の患者が7年目の時点で恩恵を受けるあろうことを意味しています。

またこの解析では、化学療法単独の患者に比較して、MabThera併用療法ではより多くの患者が7年目の時点で寛解していたことを示しており、その比率は29%対52%でした。通常、5年間を超える寛解は治癒とみなされるため、本試験はMabTheraを治療に追加することにより、化学療法単独に比較してより多くのアグレッシブNHL患者が治癒に至ることを明確に示しています。これらの効果はリスク特性の高い患者においても認められました。

シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology)で発表された本試験の結果は、MabTheraが既に何千人ものアグレッシブNHL患者の生命を救ってきたという、優れた効果を強調するものです。

「長期解析では、MabTheraが化学療法との併用において、アグレッシブNHL患者にもたらす利益を明確に示しています」。「さらに、このような利益があらゆる年齢層で認められることから、この解析結果は、MabTheraを治療に加えることは高齢の患者に対しても重要な意味を持つということを裏付けています」と、本試験の治験責任医師であるCentre Hospitalier Lyon-SudのBertrand Coiffier教授は述べています。

「MabTheraは常に、アグレッシブNHL患者の生命を永らえ、また生活を再構築しています」。「GELA試験の7年後、MabThera投与患者の半数以上が現在も生存し、さらに何千人もの患者に対し治癒の希望を与えています」と、ロシュ医薬品事業CEOのウィリアム・M・バーンズは語っています。

非ホジキンリンパ腫(NHL)は世界中で100万人が罹患しています。この疾患のため、毎年36万人の患者が死亡しています注2。NHL患者の約40%は中悪性度(アグレッシブ)の病型を呈し、未治療の場合通常は6カ月以内に死に至ります。


本試験について
本試験は、フランス、ベルギー、およびスイスの86施設において実施されました。合計398名の患者が1998年7月から2000年3月の間に登録されています。年齢は60‐80歳で未治療のびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の患者を、3週間毎に8サイクルのCHOP療法群(患者197名)、または8サイクルのCHOP療法に加えて各治療サイクルの第1日目にrituximabを投与する治療群(患者202名)に、無作為に割付けました。本試験の主要評価項目は、無イベント生存期間としました。


MabTheraについて
MabTheraは治療用の抗体で、正常および悪性のB細胞の表面にある特殊な蛋白質であるCD20抗原に結合します。その後、標識化されたB細胞を攻撃し、殺すために、生体の自然防御力を集めます。骨髄にある幹細胞(B細胞前駆体)にはCD20抗原がないので、治療後には健全なB細胞の再生を可能とし、数カ月以内に正常な値にまで回復します。

MabTheraは、インドレントおよびアグレッシブNHLの治療に用いられています。MabTheraは、米国、日本およびカナダではRituxanとして販売されています。今日までに、世界中の患者に対して100万回を超えるMabTheraによる治療が行われています。

MabTheraは、米国ではジェネンテックおよびBiogenIDECが共同販売を行っており、日本を除くその他の国ではロシュが販売しています。日本では中外製薬と全薬工業株式会社が共同販売を行っています。


ロシュについて
ロシュは、スイスのバーゼルに本社を置く、医薬品および診断薬領域における研究開発型の世界的ヘルスケア企業です。世界最大のバイオテクノロジー企業であり、疾病の早期発見、予防、診断、治療のための革新的製品やサービスのサプライヤーとして、人びとの健康とQOLの改善に多方面で貢献しています。診断薬事業、がんおよび移植領域の医薬品で世界第1位、ウイルス感染症領域ではマーケットリーダー、そして自己免疫疾患および炎症、代謝、中枢神経系などの主要な治療領域でも活躍しています。2006年度の売上は、医薬品事業では333億スイスフラン、診断薬事業では87億スイスフランでした。また、ロシュは世界各国に約75,000人の社員を擁し、多数のパートナー企業と研究開発契約や戦略的アライアンスを締結しており、ジェネンテックと中外製薬の株式の過半数を保有しています。ロシュ・グループに関するさらに詳しい情報は、www.roche.comをご覧下さい。


本プレスリリースで使用あるいは言及したすべての商標は法律で保護されています。

詳しくは、それぞれ下記をご覧下さい。
・がん領域におけるロシュについて: www.roche.com/pages/downloads/company/pdf/mboncology05e_b.pdf
・リンパ腫について: www.lymphoma-net.org
・リンパ腫連合について: www.lymphomacoalition.org
・がんについて: www.health-kiosk.ch/start_krebs.htm
・世界保健機関について: www.who.int

参考:
注1. Coiffier, ASCO, TBD
注2. Ferlay J, Bray F, Pisani P and Parkin D.M. GLOBOCAN 2002; Cancer Incidence, Mortality and Prevalence Worldwide IARC CancerBase No. 5, version 2.0 IARCPress, Lyon, 2004.

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