中外製薬

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研究開発体制

中外製薬は富士御殿場(静岡県御殿場市)、鎌倉(神奈川県鎌倉市)、浮間(東京都北区)の3研究所を中核拠点としそれぞれの機能を有機的に連携して研究開発をすすめています。
富士御殿場研究所ではバイオ医薬の研究開発ネットワークの中核としてゲノム抗体創薬研究をはじめ、低分子医薬品の研究では、腎臓、代謝領域、骨・関節領域、免疫領域などの創薬研究、ならびに製品化された既存品の特性開発研究、製品育成研究を行っています。
鎌倉研究所ではがん、感染症(HCV)に特化した創薬研究、既存品の特性開発研究、製品育成を行っています。
浮間の製薬本部、製薬研究部では新規開発医薬品の工業化検討ならびに治験薬製造を行っています。また、国内外のジョイント・ベンチャー研究拠点の活用、国内外の大学・研究機関との共同研究、国家プロジェクトへの参加、他社との技術提携・共同研究など独自の研究ネットワークの強化を推進しています。
また、ロシュ・グループのネットワークを活用することにより、医薬品研究体制においてさまざまな分野でグローバルな展開をしています。ジェネンテック社(米国)を含むロシュ・グループの研究センターの情報と開発成果へのアプローチをすることにより有望な新薬の早期発見も可能となるばかりか、開発期間の短縮化が可能となります。

国内外のジョイント・ベンチャー研究体制

中外製薬では創薬開発の短期化、革新的研究開発テーマの連続的創出を目的とした、新たな創薬方策として創薬研究をジョイント・ベンチャー形式で行う体制を構築しています。
国内の未来創薬研究所(東京都目黒区)はがん及び生活習慣病の治療薬・診断薬の標的分子探索をおこなう学際的な研究所とし、東京大学先端技術研究センター(先端研)に隣接した駒場オープンラボラトリー内に研究拠点をおいています。この環境は、先端研との共同研究において得られる遺伝子発現解析情報、メカニズムベースの研究成果やアイデアをインキュベーションする場ならびにフィジビリティーを行う場を提供して、標的候補分子の迅速かつ系統的な解析・評価を可能としました。
ファーマロジカルズ・リサーチ社(シンガポール)は、病態にリンクした新医療領域での標的探索、臨床予測精度の向上に取り組む研究所で、その研究成果は未来創薬研究所とのコラボレーションにより、治療薬や診断薬標的分子の同定や抗体取得プロセスを大幅に加速させることを可能としました。
C&Cリサーチラボラトリーズ社(韓国)は標的探索研究に加え、柔軟性に富んだ合成化学機能を軸として創薬研究を遂行しています。

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用語解説

ジェネンテック社
米国サンフランシスコ郊外にあるバイオテクノロジー業界のリーダー。遺伝子組み換えの基礎的技術を確立したハーバート・ボイヤーとロバート・スワンソンが1976年に設立。ヒトインスリンとヒト成長ホルモンの大量生産に成功。1990年にロシュ・グループの一員となった。
ジョイント・ベンチャー形式
中外製薬が実際にパートナー企業に出資して研究開発に参画する形式をいいます。
未来創薬研究所
2005年4月に中外製薬(出資比率85%)と三井物産株式会社(出資比率14%)、実験動物中央研究所(出資比率1%)の3社によって設立された会社です。大学や研究機関が有する先端的な知見や情報に当社の有する薬剤開発技術を融合させることで、革新的な医薬品探索を目指しています。
ファーマロジカルズ・リサーチ社
2002年5月に中外製薬(出資比率48%)とバイオスター・リサーチ社(出資比率48%。三井物産の100%子会社)、実験動物中央研究所(出資比率 4%)の3社によって設立された会社です。中外製薬の創薬技術にヒトゲノム情報や動物実験データなどを統合して、新たなバイオ医薬の探索を目指しています。
C&Cリサーチラボラトリーズ社
1992年1月に中外製薬(出資比率50%)とChoongwae製薬(出資比率50%)(韓国)の合弁として設立された会社です。新薬研究所は韓国キョンギ道ファーソン市に位置し、2つの親会社からの委託研究と独自なアイデアによる探索研究をおこなっています。