- ロシュ社との戦略的アライアンス
- 2002年10月、中外製薬とロシュ社の100%子会社であった日本ロシュが統合し、存続会社である中外製薬は、ロシュ・グループの一員となりました。これにより、中外製薬は国内外に事業を展開できる基盤を得ました。
- 開発シナジー効果
- 新薬の開発プロセスにおいて、製薬各社のもつ研究開発結果、進捗中のデータやノウハウを共有することによって莫大な費用と時間を各社とも削減できる相乗効果をいいます。
- 研究開発のポートフォリオ
- 創薬の製品化のため、研究開発プロジェクトに対する最適な経営資源配分を検討し実行することをいいます。ポートフォリオ価値の最大化と投資の適正なバランスがとれているかの調整が重要です。具体化された開発計画は開発パイプラインと呼ばれています。
- 開発パイプライン
- 製薬会社の薬剤の開発初期段階から販売開始までの開発品を「開発パイプライン」と呼んでいます。他に「製品パイプライン」、「新薬パイプライン」などと呼ばれることもあります。
- 化合物
- 化学反応によって生成される2種類以上の元素からできている純物質のことをいいます。
- ゲノム抗体創薬
- 中外製薬では、1980年代から遺伝子を創薬ツールとして利用した医薬品開発を展開しており、抗体医薬開発の進め方に、通常の「ゲノム創薬」と区別して「ゲノム抗体創薬」という概念を取り入れています。これは、今まで培ってきた基盤技術の抗体工学や発生工学の技術、ドラッグデザイン技術、タンパク製剤製造技術などを抗体創薬に融合させた概念です。
- 抗体医薬
- ヒトには体を守る防御システムが備わっています。細菌やウイルスなどのたんぱく質を異物(抗原)として認識し、異物を抗体たんぱく質が攻撃する仕組み(抗原抗体反応)です。ヒトが本来もつこの反応を医薬品に生かしたものが抗体医薬です。
- 情報交換
- 中外製薬とロシュ社との間では、定期的にJoint Research CommitteeおよびJoint Development Committeeを開催し、各国各地域の研究開発に関する情報交換を定期的に行っています。情報交換によって、新薬開発期間の短縮化や臨床データの相互活用等が期待できます。
- ジョイント・ベンチャー形式
- 中外製薬が実際にパートナー企業に出資して研究開発に参画する形式をいいます。
- バイオ医薬開発
- 中外製薬は「エポジン®」と「ノイトロジン®」の開発でバイオ医薬のノウハウを蓄積してきました。「エポジン®」は腎領域の主力製品で、腎性貧血治療剤(遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤)として当社の医療用医薬品売上の屋台骨となりました。「ノイトロジン®」はがん領域の支持療法剤である好中球減少症治療剤です。
- ファーマロジカルズ・リサーチ社
- 2002年5月に中外製薬(出資比率48%)とバイオスター・リサーチ社(出資比率48%。三井物産の100%子会社)、実験動物中央研究所(出資比率4%)の3社によって設立された会社です。中外製薬の創薬技術にヒトゲノム情報や動物実験データなどを統合して、新たなバイオ医薬の探索を目指しています。
- ジェネンテック社
- 米国サンフランシスコ郊外にあるバイオテクノロジー業界のリーダー。遺伝子組み換えの基礎的技術を確立したハーバート・ボイヤーとロバート・スワンソンが1976年に設立。ヒトインスリンとヒト成長ホルモンの大量生産に成功。1990年にロシュ・グループの一員となりました。
- 未来創薬研究所
- 2005年4月に中外製薬(出資比率85%)と三井物産株式会社(出資比率14%)、実験動物中央研究所(出資比率1%)の3社によって設立された会社です。大学や研究機関が有する先端的な知見や情報に当社の有する薬剤開発技術を融合させることで、革新的な医薬品探索を目指しています。
- C&Cリサーチラボラトリーズ社
- 1992年1月に中外製薬(出資比率50%)とChoongwae製薬(出資比率50%)(韓国)の合弁として設立された会社です。新薬研究所は韓国キョンギ道ファーソン市に位置し、2つの親会社からの委託研究と独自なアイデアによる探索研究をおこなっています。