活動レポート

中学生向け

地球の海はいま!?~専門家のお話と実験で知る海洋プラゴミ問題~

開催日時:2023年8月8日(火)・8月9日(水)14:00~16:00

2023年8月8日・9日、中学生を対象に、一般社団法人サイエンスナビゲート・NPO法人くじら号 加藤千明さん、亀山豊さんが講師を務める実験教室を開催しました。2日間の講座を通して、海洋環境の現状やSDGsへの取り組みについて学び、参加者全員で海洋プラゴミ問題の本質について考え、未来の地球のために行動できることを話し合いました。

1日目は「地球の海は今!?」をテーマに講師から世界のプラゴミ汚染の実態や日本の汚染防止対策とその効果について話を聞きました。さらに、個人レベルでプラゴミを出さない工夫や、国連が定めるSDGsの達成に向けた取り組みについての話を聞き、海洋汚染を減らすことの重要性について理解を深めました。
2日目は「比重実験と顕微鏡観察でマイクロプラスチックを調べよう」をテーマに実験と観察を行い、実際に海岸から採取したプラゴミの種類や、環境での変化を推定する方法について学びました。濃度を変えた食塩水やエタノールへの浮き沈みを判定することで、プラゴミの比重が分かり、それがどのような種類のプラスチックから作られた製品だったのか推定することができました。また、海岸で回収されたプラゴミを実体顕微鏡で観察することにより、プラスチックの劣化の進み具合を明瞭に観察することができ、どのようなプラスチック製品がどういった経路を経て海洋ゴミとなったのか推定できることを学びました。
最後に総合討論として、講義と実験からわかってきたマイクロプラスチックの問題と、今後の取り組みについて全員で議論しました。今回の参加者にはマイクロプラスチックを「減らすことができる」と「できない」という2つの立場に分かれてもらい、大学生アシスタントのファシリテーションのもと、グループ内での意見集約やグループ間での討論を行い、将来に向けた対策といった踏み込んだ内容まで議論が及びました。

講座を終えての感想

2日間一緒に過ごした参加者は、実験や観察ですっかり打ち解け、総合討論では積極的に意見を交換し、環境問題を自らの問題として捉える貴重な経験となりました。参加者からは、以下のような声が寄せられました。

  • 講義で学ぶこともあったし、実験に取り組み、楽しかった。(3年生)
  • 今回の実験教室で多くのことを学ぶことができました。機会があればまた参加したいです。(2年生)
  • 気候変動に関することを学びたい。(1年生)